この大きさに、楽しさ詰め込めそう。
本日からソニーより、新ファブレット『Xperia Z Ultra』(エクスペリア Z ウルトラ/公式サイトはこちら)が発売開始となりました。6.4インチという、スマホとタブレットのちょうど中間程度の大きさのディスプレイを持った機種です。
海外では去年に発売されていたのですが、ようやく日本でも発売開始となりました。待っていた方も、多数いたことでしょう。
実際どんな感じなのか、気になっている方の多いと思われる本機種。TABROIDでは幸運な事に『Xperia Z Ultra』の実機をお借りすることができましたよ。しばらく使ってみましたので、実機レビューをお届けいたしたいと思います。
なお、今回お借りしましたのは、Wi-Fiモデル。auからは、明日にLTEモデル「SOL24」が発売されますよー。
第一印象:デカっ薄っ軽っ!
まず第一印象は、デカいです。当然、タブレットと比べると小さいのですが、大きさ的にスマホと比較してしまいます。
しばらく使った後に5インチのスマホを触ると、「小さっ」と感じること間違いなし。
そして、見た目に反して軽い(219グラム)です。筆者、最初大きさ的にちょっと力を入れて持ち上げたのですが、予想外の軽さに手からスッポ抜けてぶん投げそうになりました。
持ってみよう:両手で使いたくなる
さて、では実際に使ってみましょう。...うん、やはり片手で使える限界は、5インチぐらいまでですね。本機種を片手で使うのは無理があります。
基本的に、両手で使うものだと思ったほうがよいでしょう。ただし、薄さのおかげで持ちにくさは感じません。
使ってみよう:広い画面は快適
実際に使ってみて感じたこの大きさのメリットの一つは、文字入力かなと思いました。キーがある程度の大きさになりますので、普通のキーボードでもミスタッチがあまり生じません。
普段はフリック入力を使っている筆者ですが、本機種ではローマ字入力を使っていました。それぐらい押しやすいです。
また、ブラウザでサイトを見る場合、スマホ用サイトよりパソコン用サイトを見たほうが見やすいかもしれません。6.4インチあれば、TABROIDのパソコン用サイトもかなり広く表示できます。
動画の視聴も、思った以上にいい感じです。このぐらいのサイズがあると、映像に迫力を感じました。
電子書籍を読むのにも、適している思います。ちょうど文庫本なんかと同じぐらいのサイズですからね。
くらべてみよう:ネクサス7とどこが違う
小型のタブレットのスタンダード、Googleの「Nexus7」と並べてみました。
手に持ってみると、「Xperia Z Ultra」の軽さがわかります。Nexus7も290グラムと重くはないんですが、やっぱり薄くて軽いものを作らせるとソニーすごいな、って思います。
サイズは「Xperia Z Ultra」のほうが小さいんですが、動画だとそこまでの差は感じません。ベゼル(枠)が狭いのと、画面の比率が横長の動画に向いているせいですかね。
気になった点
「Xperia Z Ultra」はなかなかいいかんじなのですが、このサイズ特有の気になる点もいくつかありました。まず、カメラが撮りにくいことです。
シャッターを押そうとしている右手の、「無理している感」が伝わりますでしょうか。結構キツイです。エクスペリアなので、写真の画質自体はすばらしいのですが。
もう一つ気になったのが、薄くて大きいため、置いてある状態から持ち上げにくい点です。
「床に落ちた下敷きを持ち上げるのは難しい」のと同じ原理と言えば、ご理解いただきやすいでしょうか。指にちょっと力を入れて、グワシと掴む必要があります。
あとは価格。さきほどNexus7と比べていますが、Nexus7の32GB版が33,800円なのに対して、「Xperia Z Ultra」は51,800円。ガラス&メタルのボディはかっこいいし、スペックも上なんですけど、2万円差かぁ...
どんな風に使う?
以上、使ってみた感想でした。「ファブレット」は初体験だったのですが、なかなか面白いサイズですね。
今回お借りしたのはWi-Fi版ですが、au版ならLTE通信も使えます。そうなれば、本機種一台で全部済ますこともできちゃうわけですね。
しかし、個人的には本機種1台のみというのは、あまりおすすめできないかと思いました。やはり、片手で操作できるサイズの機種は欲しくなると思います。
もし自分が持つのであれば、「ガラケーとの2台持ちをするかな」というのが触ってみた最終的な感想でした。基本的な用途は、スマホよりもタブレット寄りになりやすいんじゃないでしょうか。
スマホだと思うと違和感ありますが、タブレットとして見ると高いレベルでまとまった、よい端末だと思いました。皆さんも、一度ぜひ店頭などで触れてみてください。
Pic[ソニー]
(コンタケ)