Google Playに「近日発売」の商品ページが一瞬だけ登場し、いよいよ日本でも盛り上がりを見せてきたグーグル独自OSを搭載したノートPCシリーズ『クロームブック』。
商品ページはすぐ「お住まいの国ではご利用いただけません」になってしまった(泣)ものの、まだ日本発売をあきらめるような時間じゃない...。
と、TABROID的に大注目(ひょっとしたら今年の最も革新的なガジェットになるかも?)のクロームブックですが、日本では馴染みのない製品なので「よくわかんな~い」状態になっている人も多いんじゃないかしら。
そこで初心者でもすぐわかる「クロームブックってどんなモノ?」を簡潔にまとめてみましたよ~。
クロームブックは「軽量で安価なノートPC」
クロームブックと聞いてまず思い浮かぶのが、お値段が安いノートPCだということ。
海外ではほとんどのクロームブック端末が200〜400米ドル台(約2〜4万円台)で販売されていて、日本でも近日発売と告知された『エイサーC720』に至ってはなんと199ドル(約2万円)です。
また、いずれのモデルも持ち運びに適したサイズと重量。ほぼ全ての機種で重量は1kg台前半から中盤、画面サイズ11〜12インチ程度の大きさのものが主流。
バッテリーの持ちが良いモデルが多いのも持ち運び派には見逃せないところですね。
ネット常時接続が前提の「クロームOS」
見た目はノートPCそのもののクロームブックですが、日本でよく見かけるPCのWindowsやMacとは違い『クロームOS(Chrome OS)』というOS(基本ソフト)で動いています。
クロームOSはスマホにおけるAndroidと同じようにグーグルが独自開発したもの。全てのアプリがネット上に保存されるウェブアプリケーションだったりと、ネットに繋いで使う前提でつくられているのが特徴。
また、Google Docなどはオフラインアプリを使えばネットのない場所でも使えます。
どの端末も同じ設定にする「Googleアカウント」ログイン
クロームブックでは端末そのものにユーザーアカウントを作るのではなく、ウェブ上で用いるのと同じGoogleアカウントをログインに使います。
そのおかげもあって、同じグーグル製OSのAndroidとは高い連携力を発揮。
アプリやユーザー情報、環境設定を端末の外(ネット)に持っているため、クロームブックからGoogleにログインするだけでどの端末からでも即座に自分の作業環境が使えるのも長所のひとつ。
端末が故障・紛失してしまっても新品のクロームブックをすぐ自分の環境で起動できるんです。複数ユーザーが使い回す教育現場などでも便利ですね。
スマホ・タブレットとPCの中間にあるイメージ
実用面では、ちょうどスマホやタブレットとパソコンの中間くらいの位置付けを想像するとちょうどいいかと思います。
しっかりしたキーボードがついているので長文を打ったりする用途ならタブレットより適していますが、。仕事でマイクロソフト・オフィスを使うといった用途には適していません。
一応リモートデスクトップで外部のPCと接続もできますが、ちょっと初心者向けというわけではなさそうですよね。
このように「できることとできないこと」をしっかり把握してさえいれば、日本で発売された時にもスグにクロームブックを上手に使いこなせるはず。
はやく実物に触っていろいろ試してみたくなりますね〜。
Introducing the Chromebook [Google](英文)
(ワタナベダイスケ)