入力した文章から、単語のイメージを繋ぎ合わせて自動でムービーを生成してくれるアプリ『ワーデオ(Wordeo)』がちょっと面白いと話題です。
ワーデオ公式アカウントがYouTubeにアップしている動画をいくつか観ると、だいたいどんな動画ができあがるのかはイメージできると思います。
今のところ英語のみに対応で、Androidアプリも今後のリリース予定とのことですが、読者の皆さんもすぐに始められるように、さっそくiOS版でワーデオの使い方をチェックしてみましたよ。
アカウント登録での入力事項が多いのがちょっと面倒くさいですが、登録自体は特に英語に詳しくなくても問題ないと思います。
アプリのトップ画面では世界中のワーデオユーザーが投稿した動画が並び、6秒動画アプリ『Vine』にも似た印象。動画を作るには画面右上の作成ボタン(四角にペンのマーク)をタッチ。
後は入力欄に英文を打ち込んで『>』で次に進むだけ。サーバー側で動画を作る時間が少々かかるのでしばらく待ちます。
ちなみに今回入力したのはジャパニーズ・ムカシバナシの金字塔『桃太郎』の冒頭。おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯に行く場面です。
"One day the old man went to the mountains to cut grass; and the old woman went to the river to wash clothes. "
著作権切れの英文が集められているサイト『プロジェクト・グーテンベルグ』にあった英文版から単語数を減らすため要約してみました。短縮のため文法がおかしくなった気がするのはご愛嬌ということで。
動画の自動生成が完了するとプレビューを観ることができるようになります。プレビューの画面で『シェア』すればリンクをSNSやメールに共有でき、『トゥイーク』で動画に使われるカット、音楽、文字のフォントを変更できます。
桃太郎のつもりがすっかり欧米ナイズされてしまったのが衝撃的です。自動生成に任せていたら、赤いオープンカーに乗ったおばあさんが夜のハイウェイで川に洗濯に行く動画になってしまったり...ワオ!
と、いうわけで少し修正してできあがった「桃太郎」の動画はこちらのリンクからご覧下さいね。
手軽に動画で作れる便利さを感じた反面で不満な点もイロイロ。動画ファイルがローカルやYouTubeには書き出せなかったり、サイトへの埋め込み機能もないのは改善を希望したいところですね。
しかし静止画のインスタグラムやショート動画のVineなど、こういったサービスからブレイクしたアプリ/サービスはいくつもあります。流行を先取りしたい人なら今チェックすべきはこのアプリかもしれませんよ。
使用端末:iPhone5(OS:7.0.4 バージョン:1.0.2)
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発売元:Wordeo Limited/更新日:2014年1月14日/価格:無料/対応機種:iOS 6.0 以降
(ワタナベダイスケ)