写真に写った人間の「瞳」を拡大すると、その時一緒にいた人が判別できる。そんな驚きの研究結果が、海外のニュースサイトKurzweil AIにて報じられていました。
人間の瞳は、鏡のように周囲の光景を反射します。これを利用し、高解像度の写真の瞳を拡大してコントラスト(輝度の差)を調整すると、瞳に写ったものが見えてくるというのです。これは驚き。
もちろん、瞳に写った顔は、どんなに調整しても非常にボヤッとしたものにしかなりません。しかし、その人物を知っている人からすれば、誰なのか判断できるレベルにできるとのことです。
実験では3,900万画素のカメラを使ってみたところ、高確率で誰が目の前にいたのか判断できる画質を実現できたとのことです。この画素数は、まだスマホではないですね。
とはいえ、もっと低い画素数のカメラであっても、誰がいたか分かる場合もあったそうです。瞳に写っている人物をよく知っている人であるほど、低い画素数でも判断できる可能性が上がるかもしれないと書かれていました。
せっかくですので、実際にスマホで試してみました。まずは800万画素の『ネクサス 5』から。筆者の顔をアップで撮影して、目の部分を拡大・コントラスト調整してみました。
うーん、何も見えません。やはり、800万画素では無理があったようです。
続いて、2,070万画素の『エクスペリア Z1』で、同じように撮影・調整してみました。
あ、なんか人影らしきものが! 写り方や調整次第で、本当に顔が判別できるかもしれません。
今後、スマホのカメラの画質も、さらに上がっていくことが予想されます。FacebookやTwitterに多数の顔写真がアップロードされていますが、気をつけた方が良さそうですねー。
Reflected hidden faces in photographs revealed in pupil[Kurzweil AI via カラパイア]
(コンタケ)
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