『トゥモロー・ネバー・ダイ』ごっこがはかどるな!
産經新聞が報じたところによれば、パナソニックが米ゼネラル・モーターズ(GM)などの自動車メーカーと共同でスマホから自動車を操作できるシステムを開発することがわかったのだそう。
携帯電話で自動車を動かすというと思い出すのが1997年の映画007シリーズ第18作『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』。
当時はスマホ登場前の時代でしたが、ノキアの携帯電話でBMWを遠隔操作するシーンが印象的でした。あれから約17年の時を経て、時代がスパイ映画に追いついたといったところでしょうか。
余談はさておき、パナソニックが今回開発しているシステムはiPhoneとAndroidに対応し、車載のセンサーやカメラによる事故防止システムにスマホの通信機能を組み合わせたものになるようです。産経の記事に挙げられていた機能を箇条書きでまとめると、
• 指でスマホの画面をなぞることで縦列駐車や車庫入れなどを可能に
• スマホが自動車のリモコンキーの代用となる
• カーナビやエアコンなどの車載機器の遠隔操作にも対応
といったことができるようになるとされ、将来的にはラジコンのようにスマホでの車の運転も実現できるとしています。
パナソニックは昨年一般向けスマホの開発を休止した後も、スマート家電への取り組みやスマホを子機として使える固定電話機など、スマホ周辺におけるアプローチを積極的に推進しており、今回の自動車との連携もこうした流れの一環であることが想像できますね。
すでに自動車メーカーのテストコースで研究がスタートしていて、年内には試作車を作り2年後の平成28年には実用化できるなんて話もあり、僕らの目の前にお目見えするのもかなり近い将来のことかもしれませんよ。
パナソニック、スマホで車操作 ラジコンの要領、2年後にも実用化 [SankeiBiz]
(ワタナベダイスケ)