ロボットの時代、来るか...
11月に行われた国際ロボット展で、次世代OS Tizenを使ったロボットが出展されていたのでご紹介します。
Tizenロボットとは
Tizenといえば、iOS、Androidに次ぐ第3のモバイルOS候補とされるOSの1つです。Tizen搭載スマホは、ドコモから2013年秋ごろに出るといわれていましたが、現在は発売が延期されています。モバイルのOSとしてとりあげられることの多いTizenですが、スマートフォンやタブレットだけではなく、カーナビやテレビ、パソコン、各種家電などのOSとして使うことも想定されています。
上の写真のロボットは、既存の二足歩行ロボットに、Tizenスマートフォンを組み合わせたものです。画面に人の顔が表示されていますね。ユーザーがスマートフォンを通して操作することで、遠隔地にいる人とコミュニケーションができます。なかなか行けない遠くのお店でのショッピングや、親が手が離せないときに子どもの面倒を見てもらったりといった活用が期待されます。
Tizen OSを使う利点としては、アプリ開発者がTizenロボット向けのアプリを開発し、アプリ配信サービスから配信することでさまざまな機能拡張が期待できます。またTizen搭載の家電が普及すれば、ロボットと家電の連携というのも期待できますね。
今後の期待
個人的に、ロボット向けのアプリ、というのには大きな可能性を感じます。近い将来には、今のスマートフォンやタブレットのアプリのようにロボット向けのアプリ配信サービスが盛り上がる日が来るかもしれません。
2013年は、Googleがロボットベンチャーを買収するなど、IT企業がロボットに本腰を入れ始めたといえる年でした。ついにロボットの本格的な普及がはじまるのか、そしてTizenはロボットのOSとして存在感を発揮していくのか、注目です。
(サカショー)