これぞiOSゲームの最高傑作。自分の死の真相を探る「ゴーストトリック」には魅力がいっぱい！

私がiPhoneのゲームとして最大に愛するゲーム「ゴーストトリック」なのですが、この作品、意外と知られていなくて、さみしい！
ここはぜひとも冬休みに向けて、皆さんにこのゲームの魅力を知って、遊んでみてほしい。

このゴーストトリックがどういうゲームなのか、一番わかりやすいのはなんといっても映像を見てもらうことです。
というわけで、まずは公式のチュートリアルムービーをどうぞ。
（※NintendoDSで3年以上前に発売されたゲームの移植作のため、DS版発売当時のものになります。）

私はそれまで「家庭用ゲーム機のゲームをスマホに移植しても、原作を超えることはできない」とずっと思っていました。
好きな作品がiOSに移植されたらほぼ必ず購入する私ですが、「思っていたより楽に操作できる」か「思っていた以上に操作がひどい」かの、ほぼ二択です。

しかしこの作品は、スマホ移植することで最高の遊び心地を手にした完璧を超えた移植作なのです。
　

ゴーストトリックってどんなゲーム？

主人公は、いきなりゲームの開始で死亡。
自分が死んだ原因をすっかり忘れてしまった彼は、自分の死への鍵を握る人物をタマシイのみのゴーストとなって助けながら、その真相を探っていく、というミステリーゲームです。

タマシイ消滅のタイムリミットは、明日の朝。
たった数時間しか残されていない時間のなかで、彼は自分の死の真相を知ることができるのか？

しかしこのゲームを作ったのは、逆転裁判シリーズを作った巧舟さん。
この人のゲームは、とにかくシリアスとギャグの使いどころが最高にうまい！
そして個性的なキャラを産み出すことに関しては、（個人的には）世界一です。

なのでシリアスな展開ながら、端々でくすりと笑いをもたらしてくれる内容になっています。
たくさんの登場人物がいる中で、全ての人物（ではないものもいますが）の動きやセリフも、細部に渡ってこまかく作りこまれています。

さて、では主人公はどうやって自分の死の真相を知っていくのでしょうか。

トリツクとアヤツル、そして死者の過去にさかのぼるチカラで運命を変える！

主人公のタマシイは"モノ"にトリツクことができます。
そしてそのとりついたものをアヤツルことによって、色んなことができます。

ただし主人公のタマシイが移動できる距離は限られているので、画面の端から画面の端までビューンと飛んでいくことはできません。

青いコアが、主人公のタマシイがトリツクことのできる場所なのですが、今は画面の下のほうからこのシャダンキにまでやってきました。
でも更に上に進みたいのに、このシャダンキからはもう上にコアは見えません。

しかし、ここでシャダンキをアヤツルと...

シャダンキが上がり、さらに上まで進めるようになりました。

このようにタマシイを移動させ、とりついたものをアヤツル。
例えばカートにとりついてそれをあやつれば、カートからドーナツが落下して、そこにネズミがやってくることにより、その場にいる人物の行動が変わる...。

そうやって細かく運命を変えていくことによって、やがては死の運命までも変えてしまう。それがゴーストトリックです。
（※ちなみにこのタイトルも、トリツクとトリックをかけているんですよ、面白いですよね）

iOS版になることでより直感的な操作が！

コアとコアを線で結ぶことでタマシイを移動させていくのですが、これがDS版よりも画面を指でさっとなぞることのできるiOS版のほうが断然にプレイしやすいんです...！

プレイのしにくさが気になってしまってゲームの良さを損ねてしまう...これが移植作最大の問題なのですが、iOS版ゴーストトリックにはそういう部分がまったくありません。
むしろ最初からiOSのために開発されたのではないかと思うほどです。

ソフトウェアキーボードで操作するゲームではなく、ほぼ全てがタッチパネルで点と点を結んでいくだけのゲームだからこその、この操作感。
他に必要なのは、自分の頭の中のヒラメキだけ。

iOS版は3章までは無料なので、ぜひ体験版がてらプレイしてみてください。
続きもきっと買いたくなるに違いありません。

また「今パソコンから見ているよ～」という方は、もっと手軽に遊べるWeb体験版があります。（DS版のものですが）

【　ゴーストトリックWeb体験版　】

余談ですが、うちの小学生の娘も3年前のDS版発売当時（当時9歳くらい）からこのゲームの大ファンで、DS版もiOS版も何周もプレイしています。
お子さんに与えるにはちょっと高いゲームですが、3DSやWiiのソフトを一本買うよりも安いですよね。

この作品、お子さんに遊ばせるゲームとしても、実はとてもオススメなのです。
むずかしい漢字もほとんどないので、小学校中学年くらいからならばもう遊べますよ。

ゲーム好きのお父さんお母さん、だまされたとおもってお子さんと一緒に冬休みにプレイしてみてください。
親子のキズナもバッチリですよ！

利用時間：DS版を数周、iOS版も同様
使用端末：iPhone5
OS：7.0.4
バージョン：1.02.03
--------
発売元：CAPCOM Co., Ltd
更新日：2013年11月15日
価格：・第3章カラ最終章 ¥1,700
・第3章カラ第7章 ¥700
・第8章カラ第13章 ¥700
・第14章カラ最終章 ¥700
対応機種：iOS 4.3 以降

（アサミリナ）