背面にE-Inkディスプレイを備えるロシア発の両面Androidスマートフォン『ヨタフォン(YotaPhone)』が、今年のクリスマスに間に合うタイミングで発売開始されるとのニュースがITニュースサイト CNET で取り上げられています。
このヨタフォンについては、ちょうど1年ほど前にもTABROIDで紹介したことがありましたが、通常の液晶ディスプレイに加えて電子書籍リーダー端末などで使われるE-Ink電子ペーパーを持つのが特徴。
省電力な電子ペーパーに表示を切り替えることでバッテリーの持続時間を延ばす事ができると言われている一風変わったスマホです。
CNETの元記事では、全世界で販売する予定と伝えられているものの、まだ日本向けの発表は一切ないこのヨタフォン。
そのスペックを一足先にチェックしてみましょう。
メーカーのヨタ・デバイス社がサイトで公表しているスペックを要約すると以下のようになりますね。
Androidのバージョン: 4.2.2(Jelly Bean)
プロセッサ: 1.7 GHz クアルコム製Krait デュアルコアCPU
端末サイズ: 133.6 x 67 x 9.99mm(146グラム)
カラーバリエーション: 黒/白
メイン画面: 4.3インチ マルチタッチ液晶(720x1280ピクセル)
サブ(背面)画面: 4.3インチ電子ペーパー(グレースケール360x640ピクセル)
電話回線: LTE、UMTS、GSM
カメラ: メイン13メガピクセル、前面1メガピクセル
メモリ: 2GB RAM、32GB eMMC
無線通信: Wi-Fi 802.11 a/b/g/n、ブルートゥース4.0、GPS 、A-GPS+Glonass
バッテリー: 1800mAh
(動画・音楽再生、加速度計、コンパス、ジャイロスコープ、近接センサー、環境光センサー、FMラジオ、マイクロSIMカード対応)
エクスペリアZ1などのハイエンド端末が幅を利かせる日本市場の目から見ても、そこそこのスペックといったところでしょうか。ちょっとCPUやバッテリーに最新ハイエンド機からは見劣りを感じるところもなくはないですが、一歩間違えると珍スマホに分類される端末としては実用に充分だと思えます。
3G電話回線がヨーロッパのUMTS規格ですが、これは日本のドコモやソフトバンクの使っているW-CDMAという3G規格とだいたい同じだという話もありますので、うまく行けば日本でも使えるかもしれません。
あと、表裏とも4.3インチ画面で本体の幅が67mmというサイズ感も、片手持ちしやすそうでイイように思えます。もしかしたら珍スマホというよりけっこう使える端末なのかもしれません。私、気になります!
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[YotaPhone via CNET Japan]
(ワタナベダイスケ)