電話はドコモのガラケー、ネットはNexus7とipod touchをWi-Fi接続で使っています。Nintendo3DSや、ノートPCを持ち歩くこともあります。
外でのネット接続は今までは公衆無線LANサービスだけに頼ってきました。
でも、まだまだWi-Fiスポットが無い場所も多くて、電波ジプシーになることもよくありました。
だから、どの端末でも素早く簡単に、そしてなるべく格安でネットにつながる方法はないかなぁーと前から思っていました。
そこで9月から「モバイルルーター」と「MVNO」を使ってみることにしました。
通信料金が半分に! タブレットもパソコンもつなぎ放題
「モバイルルーター」や「MVNO」の説明はあとにして、まずは筆者の通信料金を公開します。
通信料金はズバリ半額になりました!
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MVNO導入前
MVNO導入後
携帯キャリア
4,200円
1,329円
MVNO
-
945円
公衆無線LAN
380円
-
(MVNO付帯サービス)
合計
4,580円
2,274円
今まで公衆Wi-Fiが無い場所では、ガラケーでSNSのチェックやGoogle mapのナビゲーション機能を使っていました。このため、ドコモのパケ代はだいたい毎月上限の4,200円。
でも「モバイルルーター」と「MVNO」のおかげで、ガラケーでの通信はほどんどゼロに。「パケホーダイダブル2」の基本定額料金2,000円すらも使い切れなくなりました。
こんなに安くなった理由は、通信回線を「MVNO」にしたからです。
「MVNO」とはデータ通信専用のSIMカードだけを提供する格安通信回線事業者のこと。
通信量に上限規制などはありますが、大手携帯キャリアよりもかなり料金がおさえられています。
いくつかの事業者や料金プランがありますが、だいたい月額1,000円前後で利用できます。
この「MVNO」を「モバイルルーター」で使えば一度に複数の端末でネットができます。複数台を同時に接続することがなくても、端末ごとにそれぞれ回線を契約しなくていいのでとてもお得です。
「モバイルルーター」と「MVNO SIMカード」を準備すればすぐに始められる
格安モバイル通信を始めるのに必要な物は、「モバイルルーター」と「MVNOのSIMパッケージ」のふたつ。
筆者が考える、それぞれの選び方のポイントを簡単に紹介します。
モバイルルーターは「LTE対応」と「バッテリー」で選ぶ
「モバイルルーター」とは持ち運びできるWi-Fiスポットのようなもの。最近のスマホでできる「テザリング」だけに特化した端末、というイメージです。
Amazonなどで「モバイルルーター SIMフリー」などと検索して探すのが簡単です。選ぶ時のチェックポイントは「LTEに対応していること」と「バッテリー容量」の2つ。
MVNOがLTE通信に対応していても、格安なモバイルルーターの中には3G回線にしか対応していないものもあります。
毎日持ち歩く物なので軽くて小さい物を選びがちですが、その分電池の持ち時間は短くなります。電源ONの間はずっと通信し続ける物なので、ある程度長時間使う予定がある人は、多少サイズが大きくても電池持ちの長い物の方がいいと思います。
モバイルルーターの初期設定はちょっとめんどくさいので、日本語のマニュアルがついていて、ネットで情報も見つけやすい国内メーカーの製品だとより安心かもしれません。
MVNOは自分の使い方に合わせて。店頭売りパッケージもおススメ
MVNO各社の特徴や料金プランは、ギズモード・ジャパンのこちらの記事などが参考になります。
あとで説明しますが、高速通信量のリセット方法が各社違うので、ここが選ぶ時のポイントのひとつになります。
筆者はIIJmioの店頭売りパッケージ「BIC SIM」をビックカメラに行って買ってきました。
MVNOのSIMパッケージはオンライン販売が中心ですが、店頭売りなら店員さんに質問をしたり、対応機種を調べてくれたりするので、ネットだけだとちょっと不安、という人にもおススメです。
さらに「BIC SIM」には、公衆無線LANサービスの「wi2 300」が無料で使える特典もついていてお得です。
より賢く利用するためのポイント
事業者によって違いますが、MVNOの基本通信速度はだいたい200Mbps前後です。スマホでLTE通信を使い慣れている人にはかなり遅く感じるかもしれません。
これに月500MB程度のLTE高速通信が付いていて、高速通信量の上限を使い切ると基本速度に制限されます。
基本速度200Mbpsの筆者の体感は...
・メール、SNS、ブログ記事のチェックならノンストレス
・SNSに写真付きの投稿をする時はちょっとイライラ。たまにタイムアウトになることも
・Google Mapは数分待っても現在地を読み込まない
という感じです。
上限のある高速通信をうまく使うのが賢い「MVNO」の使い方です。
高速通信量のリセット方法は月ごと、日ごと、任意にON/OFFなど、事業者によってそれぞれパターンが違います。自分の使い方に合ったMVNOを選ぶのがいいと思います。
高速通信量が月500MBでは不安な人は、追加料金で上限量を増やせるMVNOを選べば、いざという時も安心です。
モバイルルーターの電源をこまめに切ったり、Wi-Fiスポットがあるところでは優先的に利用するようにすれば、通信量もバッテリーも節約できます。
MVNOをモバイルルーターで使うことで、複数のモバイル端末の通信料金がグッとおさえられます。しかもLTE回線。
複数のスマホやタブレットなどを持っている人なら、一度は試してみる価値アリです。
(むらすぎあおい)
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