堀江貴文氏がプロデュースし、いま世間から注目を集めるグルメアプリ『テリヤキ』。GooglePlayでは、「サービスやコストパフォーマンス、批評など料理以外の『雑音』を一切廃し、ただひたすら『うまい店』だけを選んでいる」と明記していて、巷のグルメガイドやネットサイトと違うそう。
実はこの私、巷のグルメガイドを書いている立場(グルメライター)でして、そう書かれてしまうと中身が気になる訳です・・・まず数日使った程度ですが、使用感+活用術をまとめてみました。
某有名サイトとは、ココが違うのだ!
まず押えておきたいのが、某有名グルメサイトとのコンセプトの違い。
「うまい店だけを選んで」いるので、掲載店舗の数や情報量に期待してはいけません。ですから店を絞り込む、ランキングやクチコミ点数評価の機能が不必要になり、こうした機能を省いているんですね。
またウェブサイトや雑誌では掲載料や広告としてお店側にコストを負担してもらう形が一般的ですが、こちらのアプリはユーザーが月額400円で店舗検索、ブックマークなどの機能を追加する形。私たちユーザーとしてはタダに越したことはないですから、「お金を払うだけの情報かどうか」というところが、今後問われてくるところです。
掲載店舗でいえば、東京の店が多いそう。私は大阪在住で、東京出張の時に使って比較してみましたが、やはり東京が多いです。
そもそも掲載店舗は、堀江氏をはじめとしたテリヤキストなる18人のキュレーターが選んでいますから、仕方ないとは思いますが・・・順次全国へと掲載店舗を拡大されるそうですが、どうか同等の水準でお願いしたいです!
もう一つ、冒頭にも引用しましたが「料理以外の雑音を一切廃して」いるのが特徴。デートやコンパ、接待などシチュエーションにこだわりたい時、ファミリーや大人数利用でサービスにも期待したい時などは、某有名サイトで検索したり、雑誌などの特集ページを参考にした方がベターかと。どんなものでもそうですが、上手に組み合わせて情報を収集するのが、スマートな使い方です。
キレイな画像とシンプルな情報
アプリを使って、ますいいなーと思うのが画像のクオリティ。
テリヤキストか、はたまたプロが撮影したのかは不明ですが、光や絵面もいい感じです。少し動作は遅いですが、ドンと1点使いで食欲をそそる写真を使うあたりが、なんともニクいですね。
テリヤキストによるお店のコメントは、文字数もテイストも自由なようです。対して雑誌はテキストもデザインの一部であり、文字数が規定されてしまいますから、率直な感想を書いている雰囲気が出ています。
お店情報は、極めてシンプル。食べログのリンクも貼ってあるので、先の通りシチュエーションやサービスにこだわりたい方はこちらでも確認を。また、画面上のアイコンから電話、ブックマーク、SNS(ツイッター、フェイスブック、ライン)への投稿が可能なので、実際にお店を使う時には便利です。
月額400円の機能でできる検索は、上画面の通り。庶民の私は「安ウマ」遣いですが、記事を書いている時点(11月9日)でも176件あるので、ここからの絞り込み検索機能が欲しいです。
ということで、活用術と使用感をまとめてみました。動作や情報量の問題でGooglePlayの評価は低めですが、なかなか難しいグルメ・キュレーションへの挑戦を個人的には応援したいところ。読み物としても面白いので、一度使ってみてはいかがですか?
使用端末:HTC J butterfly HTL21
OS:4.1.1
執筆時のバージョン:1.0
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発売元:teriyaki
更新日:2013.11.02
価格:無料(追加機能で月額400円)
対応機種:Android4.0.3以上
(小田宏一)
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