健康面でなにかと言われることが多かったり、ちょっと前だと無線LAN(Wi-Fi)の電波に干渉しちゃったりしてた電子レンジの発するマイクロウェーブを、なんと電力を取り出す源として活用してしまおうという研究が東京大学で行われているのだそうです。
テック系メディア『ワイヤード・ニュース』によれば、この研究は東大の川原圭博准教授が率いるチームによって進められている「エナジーハーヴェスティング」なる研究で、彼らのチームは電子レンジから放射されるマイクロ波をキャッチするコイン大のプロトタイプ装置をすでに作り上げているとのこと。
この装置は電子レンジが発する微量なエネルギーを電気にして、小さな電気機器に充電することができ、とても小さいサイズのためキッチンにある計量器、タイマーなどの内部に収めることができるとしています。
なるほど、従来だったらただ空間に放射されてしまっておしまいだったものを、少ないながらもエネルギー資源として見直すというのは非常に興味深い話題ですよね。
もし実用化されてスマホに内蔵されたりするようになれば、コンビニでお弁当を温めてもらってる間にスマホのバッテリーがちょっとだけ回復したりするのかもしれません。
大自然よ、我に電力(ちから)を与えたまえ...!:
・バッテリー切れ、ピンチ! そんな時、缶コーラと10円玉があれば充電できま...す?
・飲み物の温度を利用して電気を作るコースター型スマホ充電器でちょっと一息?
・薪をくべろ! 焚き火でスマホを充電できるキャンプストーブ登場!
電子レンジから出るマイクロ波でスマートフォンが充電できる!? [WIRED.jp]
(ワタナベダイスケ)