久しぶりに有料でも全然いいよ! ってアプリを見つけました。
その名も『Spirits(スピリッツ)』。
なんか、なめこの残留思念みたいなものが出てきますが、まったくの無関係。
この記事のトップ画像を見て頂ければお分かりかと思いますが、色彩といい、音楽といい、Spiritsたちの動きといい、すごく雰囲気があります。
それ以上にこのアプリに何か懐かしい感じがするのは、ファミコンのゲームを彷彿とさせるポイントがあちこちにあるのです。それは徐々にご紹介するとして、まずはゲームの流れを。
森の中にいるSpiritsたちをうまく誘導し、各ステージからの出口であるうずまきにノルマ数を連れていければクリアというゲームです。Spirits達は、見た目通りとても儚いです。段差は超えられません。下にトゲトゲのある穴に落ちると、Spiritsは消えてしまいます。もうこの時点で、『スペランカー』確定w
さて、危険を回避するためにSpirits達ができることは4種類のアクション。
- 草になって伸びる(段差を乗り越える)
- 地面・壁を掘る(行き止まりを進む)
- 風を起こす(他のSpiritsを離れたところに飛ばす)
- ジャマをする風をブロックする
そして、空中あるいは地面から生えた植物を集める、ということができます。これはステージによってはクリア条件の一部になることも。私はなぜかこれはうまくできませんでしたが。
簡単そうに見えて意外と手こずるのは、Spirits達があまり重なり過ぎると、お互いがジャマをして思ったように動いてくれないこと。なので、Spiritsは時間差でどんどん生まれて来ますが、あまり時間をかけずに最初のアクションを設定してしまった方がよいです。
Spirits達は段差が苦手。ちょっとした登りでも乗り越えてくれないし、ちょっとした下りがあると、どんどん下がってきてしまう。それを阻止するためにあれこれアクションをするわけです。
例えば、草を生やしたり。
例えば、地面を掘ったり。
どうやって出口までたどり着くかを考え、危険を回避しながら足場を作っていくのが何とも懐かしい。ここで思い出したのが、『バベルの塔』と『ソロモンの鍵』。どちらもステージクリアのパズルゲーの名作ですね!
そして、Spirits達はその名の通り、動きが軽い。風に吹かれた時や高い所から降りる時、何ともいえない浮遊感。これは...この浮遊感は...『影の伝説』かはたまた『マイティボンジャック』か?(ホバリングはできません)『マイティボンジャック』も、脱出ゲーですね。
本作は以下の賞を受賞しているそうです。
- Winner of the IndieCade "Best Aesthetics" Award, Culver City, California, USA - 2010
- IGF 2011: Best Mobile Game - Honorable mention
- Sense of Wonder Night Selection at Tokyo Game Show, Japan - 2010
東京ゲームショウでも受賞してたんですね!
オールドゲームのエッセンスがありつつ、よくできた短編ムービーを見ているようでもあります。
一度、Spirits達が無限浮遊ループにはまってしまったことがありましたが、リスタートもせずそのままにしていました。節電モードにならず、永遠に音楽を聞いていられたので、癒しアプリとしても最高です。腕に自信がある人は、あえて無限ループを作ってみるという楽しみ方もあるかも?
まだリリースして間もないので、今なら世界ランキングでかなり上位に食い込むこともできますよ!
利用時間:サルのように、でも癒されながらの30分程度使用端末:Xperia ray (SO-03C)OS:2.3.4バージョン:1.0.4--------発売元:Spaces of Play更新日:2012.8.19価格:¥239対応機種:Android2.2以上
(ツキヨノ アサミ)