何度かの延期を経て、ついに10月24日よりスタートしたドコモのメールサービス『ドコモメール』。いままでの「SPモードメール」にかわるもので、よりスマートフォンにマッチしたメールです。
ドコモ肝いりの新サービス、さっそく試してみました。なお、今回使ってみたのは「Xperia Z1(SO-01F)」です。
アプリをダウンロードするだけで準備OK
『ドコモメール』を使うためには、専用アプリをダウンロード&インストールする必要があります。なお、ドコモの2013年冬モデルは最初から『ドコモメール』が入っているので、この手順はいりません。
ダウンロードは「dメニュー」の「サービス一覧」から。いまのところ、Google Playやdマーケットでは見つからないので注意。
アプリを立ちあげたら、利用規約など注意事項をひととおり確認していけばOK。とくに設定などをする必要はなく、すぐ使えるようになります。
Eメールやドコモからのおしらせをまとめて管理
スマホに届いたメールは、ふつうのメールを受け取るための「受信ボックス」と、ドコモからのお知らせを受け取る「メッセージR」「メッセージS」の3つのフォルダに振り分けられます。
また、SPモードメールから乗り換えた場合は「クラウド」「ローカル」というタブが追加され、ローカル側にはいままで受け取ったSPモードメールが保存されます。
メールアプリとしての使い勝手は悪くありませんが、さすがに最近のGmailやiOSのメール、アプリ「Boomerang(ブーメラン)」「Mailbox(メールボックス)」ほど洗練されてはいません。
Wi-Fiで利用するためには設定が必要
このようになかなか便利な『ドコモメール』ですが、初期設定では3G/LTEでしかメールを受け取れない、という制限があります。
Wi-Fi経由でメールを受け取るには、メインメニューの「その他」から「メール設定→Wi-Fiオプション利用設定→手動Wi-Fi設定→パスワード設定」でWi-Fiオプションパスワードを入れておく必要があります。
Wi-Fiオプションパスワードは「dメニュー」から設定できます。詳しくは以下の記事も参考にどうぞ。
まだまだ進化はこれから&セキュリティは大丈夫?
今のところはスマホでだけ使える『ドコモメール』ですが、今後はスマホ以外のタブレットやパソコンからもメールを確認できるようになり、Gmailのような使い勝手を実現するそうです。
ただ、そうなると気になるのは、GoogleやFacebookの「二重認証」セキュリティとの関係。
二重認証では、確認コードの受け取りにケータイ用メールを使えますが、これは「ケータイでしか受け取れない」からこそ、セキュリティとして成り立ってます。
Gmailでアカウント乗っ取り被害が多発? ひとまず「2段階認証プロセス」を有効に[ライフハッカー]
これが『ドコモメール』になると、スマホ以外でも確認コードを受け取れるわけで、セキュリティの穴にならないかちょっと心配。
二重認証に「@docomo.ne.jp」アドレスを使っている場合は、コードの受取をメールではなく電話に設定しなおしたほうがよいかもしれませんね。
ドコモメール[NTT ドコモ]
(金本太郎)