iPhone大国、日本。
マーケティング企業のKANTAR JAPANは23日、各国のスマートフォンシェアについての調査結果を発表しました(調査結果ページ)。この調査によると、iPhoneのシェアは日本が世界でもダントツに高いとのことです。
調査対象は日本 、アメリカ、中国 (都市部)、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペインの8カ国。
日本のiPhoneのシェアは66.2%。2位のアメリカは51.2%。なんと15%も差があります。3位のイギリスに至っては32.4%。いかに日本でiPhone人気が高いか、一目りょう然ですね。
これは、ドコモiPhoneを望む声が、未だに多い理由がよくわかる調査結果と言えそうです。最大シェアを誇るスマホが、最大シェアのキャリアから出て欲しいと思うのは当然のことでしょう。
さらに詳細な調査結果については、情報元のKANTARをご覧ください。
さて、ではなぜ日本ではこんなにもiPhoneのシェアが高いのでしょうか。少し理由を考えてみましたよ。
おそらくですが、日本では安いアンドロイドスマホがほとんど売られていないことが大きな理由ではないでしょうか。
新興国などではスペックと価格を抑えたローエンドモデルのスマホがよく売られており、iPhoneは高級品という扱いになっている国がほとんどです。しかし、日本ではiPhoneよりややスペックが低い程度のものはあっても、数世代前レベルのものはほとんど売っていませんよね。
さらに、日本では安い携帯としてフィーチャーフォン、いわゆるガラケーが多く普及しています。ローエンドモデルのスマホを買うぐらいなら、ガラケーを使い続けるという人が多いのではないでしょうか。
コスパ最高、フィーチャーフォン
予測ではありますが、この2つが日本でのiPhoneシェアを上げる大きな要因となっているのではないでしょうか。
日本ではローエンドアンドロイドを出しても、あまり売れそうな気はしません。日本でのアップル天下は、まだもうしばらく続きそうです。
ニュースリリース[KANTAR via INTERNET Watch]
Pic[1][2][3][Wikipedia]
(コンタケ)