ある時はゲームボーイで、またある時はキーホルダー型のゲーム機で。ホントよくやりました、テトリス（TETRIS）。

うちの子ども達が大ハマり中な知育系パズルゲーム『パズル＆テイルズ～おかしのくにをつくるのじゃ！！～』。どんなゲームだろうと画面をのぞいてみたら、懐かしいあの形が並んでました。そう、ヒマさえあればやっていたテトリスのアノ形です！

思わず「パクリか？大丈夫か？」と調べてみたら、なんとテトリス開発者が設計に参戦したアプリだそうで。

ブロックをはめて組み合わせるテトリミノというパズルゲームがベースだそうです。テトリスとは少し違うのですが、自分と同じように子どもがプレイする姿は、なんだかとっても胸アツでした。

流れてくるブロックをはめて組み合わせるだけ！

こちらのアプリは、右脳トレーニングができる知育系アプリで、3～6歳のお子さまが推奨年齢になっています。子どもが楽しめるよう、パズルゲームながら絵本感覚なストーリー仕立てに。

タイトルにもありますが、王様がおかしの国を作るためにパズルゲームをクリアしつつ完成させていくというのが、そのストーリーです。3～4ステージをクリアする度に、少しずつマップができていき、最終的には下画像のようなマップが各話で完成していくという形でゲームが進んでいきます。

子どもって集中できる時間が短いので、こうした細かな区切り、そしてクリアする度に自動保存される設計もうれしいポイント。シンプルながら長くじっくりプレイできそうです。

　

ゲーム自体は流れていくパズルをタップし、そのままあてはまるブロックまで移動させるというシンプルな操作でクリアできます。

徐々に難易度が上がっていくようになっていて、とくに3話目あたりからは「同じ形状でも辺の長さが違う」組み合わせが出てきます（下画像）。なので、細部まで見極められる能力が必要になってくるんですね。もちろん、これら能力もプレイで楽しく身につけられる訳ですから、親としてはうれしい限りです！

プレイ中は止まらない「王様のかけ声」

ゲーム自体も完成度が高くて面白いのですが、何よりツボなのは王様のかけ声です。

子ども達が別の部屋でプレイしていたのですが、スマホから流れてくるこのかけ声に、私も妻も大爆笑してしまいました！ ふつうゲームで流れてくる人間的な音声って、ある程度間隔をおいてポツリポツリと聞えてくる程度。ゲームによっては、しばらく時間が経過すると音声が聞えてこなくなるものも多いと思います。

しかし、このアプリはまったく逆。プレイ中は、間断なく王様からのかけ声が連呼されます。しかも、そのかけ声とは「おぬしならできる！」「あっぱれ！」「天才じゃないのか！？」「できると信じるのじゃ！」など、パパやママが普段は絶対口にしないような褒め言葉が次々に発せられつづけます。もうベタ褒めの嵐ですよ！

ここまで徹底してやってくれると、子どもはきっと1人でプレイしている気がしませんし、見ているこちらも、なんだか心もあったかい感じです。

もちろん私もプレイしてみましたが、大人も結構ハマります。テトリスでお馴染みの形状でありながら、まったく違う感覚で楽しめるこのゲーム、ぜひ親子でお楽しみくださ～い！

（小田宏一）