店頭でさわってみるのが一番ですな
皆さん、「ベンチマーク」という言葉をご存知でしょうか。コンピューターに複雑な処理を実行させて速度を測る、性能テストのことです。
ベンチマークといえば、昔は主にパソコンで行われているものでした。しかし、最近では、スマホもその対象となっているのです。
ベンチマークの結果が良い物ほど性能も良いということで、コアユーザーな皆さんはかなり気にするもの。しかし、このベンチマーク結果について、ちょっと注意したほうがよさそうなニュースが流れています。
というのも、非常に多くのスマホにおいて、ベンチマーク結果が本来の性能以上になるカラクリが施されているかもしれないというのです。海外テクノロジーニュースサイトのAnandTechが伝えていますよ。
このカラクリは、AnandTech内にて「チート(ズルのこと)」と呼ばれています。ズルの内容は、有名なベンチマークソフトが起動したら、本来のパワー以上の処理を行うというもの。
「普段からそのパワーを出せばいいじゃん?」と思われるかもしれません。しかし、発熱などの都合で、普段は100%のパワーは出さないようにされているわけです。
チートによって、ベンチマーク中のみ界王拳状態になっているのではないかという話のようですよ。
さて、今回チートの疑いがかけられているのが、サムスン、LG、HTC、ASUSの4社。結構多いですね。
逆にチートの疑いがなかったのはGoogle、モトローラ、NVIDIAの3社。アジアの会社はすべて疑いあり、アメリカの会社は全て疑いなしというのは、ちょっとできすぎに見えるような気も?
まあ、これからはベンチマークの数字ばかりを気にするのは、少し考えたほうがいいのかもしれませんね。
なお、日本製のスマホは、今回の測定の中に入っていませんでした。
これは個人的な予想なのですが、日本では、ベンチマークの結果が海外ほど重要視されていないように感じます。そのため、特にチートは仕込まれていないんじゃないかと思いました。
このベンチマークソフトなら対策されていまい:
They're (Almost) All Dirty: The State of Cheating in Android Benchmarks[AnandTech via GIGAZINE]
(コンタケ)