ぐるりんぐるりん。
めまいがしそうなほどの超パノラマ写真を、シャッター一発で撮れるカメラがドイツ・ベルリンで開催中のエレクトロニクスショー「IFA2013」で公開されました。それが『リコー・シータ(RICOH THETA)』。リコーが開発した日本発の新デバイス。
パノラマ写真が撮れるカメラやスマホアプリは今までもありましたが、横方向のみのパノラマだったり、いろいろ画像処理をしていたりと制約がありました。リコー・シータは上下方向も含む全天球イメージを一発で撮影でき、周囲をまるごと一枚の写真におさめてしまうんです。
でも、全天球イメージといっても想像が難しいですよね。リコーが公開している下のムービーを観ると、どんなものだかよくわかると思いますよ。
カメラの周囲すべてをまとめて撮影して一枚の画像にしてしまうというのはスゴイ。
横方向のパノラマではなく床も天井も写っているなど、平面上ではなんとも説明が難しい写真ですね。
こんな写真を撮ることができる秘密は「独自開発の超小型二眼屈曲光学系カメラ」にあるとされ、詳細は不明ですが今までのカメラやプロジェクターのノウハウが活かされているようです。
公式サイト『theta360.com』に掲載されているサンプル画像をぐりぐり眺めるだけでもけっこう楽しめますよ。ジャンプした瞬間のスケボーとか圧巻。
また、全天球イメージを見るためのスマホやPC向けアプリも同時に提供されるとのことで、アプリを使えばFacebook、Twitter、Tumblrへの投稿も可能となります。
今月から予約受付を開始し、発売は10月の予定。オンラインによる販売で価格は399USドルです。価格設定でお気付きの方もいるかと思いますが、今のところフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ向けに販売され日本での販売は現在検討中なのだそう。
日本でも出るといいなあ〜。うまい使い途はパッと思いつかないけど。
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(ワタナベダイスケ)
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