「LIMBO(リンボ)」=辺獄
辺獄とは「地獄と天国の間」という意味らしいです...。そんな意味深なタイトルの『LIMBO Game(リンボ)』ですが、もともとXbox360のダウンロードのみの販売だったものが、PS3版、PC版、PS Vita版ときて、今回iOS版になったわけです。こんなに移植されるってことはさぞ面白いんだろう、ってわけでプレイしてみることに。
説明には、
運命に逆らい、妹を探して少年は LIMBO の世界に足を踏み入れる
...とだけあります。うーん、短くて逆に気になる...。
モノクロなビジュアル、シンプルな操作。画面をスワイプすることで、その方向に移動、ジャンプします。つかむときなどはタップ。
以下、ほんの少しだけネタバレになります。また、正直、なんの先入観もなしでプレイした方が面白いので、全体の雰囲気だけを紹介しようと思います。
それから、グロくはないですよ。...本記事内は。
主人公の少年は、ひたすらこの不思議な世界を進んでいきます。
行き詰まったら頭をひねって仕掛けを解き、高いところからロープに飛び移り、船で川を渡り...もう元の世界には戻れないところまで来てしまった、そんな印象を与える不思議な場所。
時には変な生き物にも遭遇します。考えられないくらい大きいクモみたいな生き物や、うるさく鳴くヒナ鳥、それから人間のシルエットをした何者か。
彼らは攻撃的な仕掛けを、悪意を持って使ってきます。それらは、とんでもなく残酷な死に方を要求してくるでしょう...
「ここは一体どこなんだ?」と、少年も僕も考えます。なんでも有りで全体的に暗く、怖く、それでいて美しい世界。ヘッドホンでプレイすれば、よりこの世界に入り込み、進むためのヒントにも気づけるかもしれません。
セーブなんてことは必要なく、ステージが変わったかなんて意識する暇はありません。そこは確かに幻想の世界ですが、怖いくらいのリアリティもあります。
追われたり高い位置から飛んだり、怖い思いをしながらも必死に妹を探す少年。
最後はどんな終わり方をするのか。これは是非見てもらいたいEDでした。洋ゲーに慣れてない人なんかは特に衝撃を受けるかもしれません。または感動するかもしれません。ここではあえてうやむやにしておきます...。
iOS版として、少しの操作のしにくさはありましたが、クリアが困難ということはないかと。むしろ画面上に仮想パッドがないのが素晴らしい。LINBOの世界に没頭できます。特に夜中にプレイされることをオススメ。450円なのもクオリティ的に納得できます。
あと本編では結構グロ注意な感じなので、そこだけ気をつけてください。でも、だんだんと仕掛けに愛着が湧くというか、解くのが本当に面白いので、怖くてもハマれました。
...では、僕は二週目いってきます。
利用時間:2日ほど
使用端末:iPad mini
OS:6.1.3
バージョン:1.0.3
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発売元:LIMBO ApS / Playdead ApS
更新日:2013.07.07
価格:¥450
対応機種:iOS 6.0 以降
(宮原れい)
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