あの日の騒然とした様子が、思い出されます...。
東京大学空間情報科学研究センター「人の流れプロジェクト」の作った動画を見たのですが、なんとも胸に詰まるものがありました。
2012年3月11日・東日本大震災当日、都内で人がどのように動いていたかを表しているという、こちらの動画。携帯電話に搭載されている、GPSデータをアニメーションにして作成したとのことです。
では、実際にご覧ください。45秒あたりで、大地震が来た14時46分になります。
あの地震の直後、どれだけ交通に影響が出たのかひと目で分かりますね。
動画は午前4:00分から始まります。通勤ラッシュのピークである7~8時は特に移動が激しいですね。
9時過ぎ辺りから、移動は大分緩やかになります。とはいえ、それでもひっきりなしに多くの光が動いています。
そして14時46分。光は急激に少なくなり、時間が経つにつれてさらに動きは減っていきます。
電車などの交通機関がほぼ止まっているため、移動できない人がほとんどというわけですね。
その後も非常に動きが小さい状態が続きますが、電車が復旧し始めた23時頃から、少しずつ動きが戻り始めます。とはいえ、いつもに比べればはるかに少ない移動量かと思われます。すでに帰宅を諦め、どこかで宿泊している人も多かったはずですからね。
かくいう筆者も、当日は帰宅困難者になり、仕事場の方の家に数人で泊めていただきました。あの日~翌日の帰宅までは本当に大変でしたよ...。
このデータは、今後災害時のリアルタイムな対応等の議論などに利用されるということです。携帯電話というものが一般に普及しているからこそ、作成できたこの動画。今後大きな災害があった時、生かされることを期待したいですね。
混雑統計データ(R)による東日本大震災当日の人々の流動状況[YouTube via 森山和道]
(コンタケ)
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