0円の壁を打ち破れるか。
7月20日、スタジオジブリより、宮崎駿監督の最新作映画『風立ちぬ』が公開予定です。ジブリ好きな皆さんは、今から公開が待ち遠しい思いですよね。
この『風立ちぬ』、実は作品に大きな影響を与えた、原作とも言える作品があります。それが堀辰雄氏(故人)作の同名の小説、『風立ちぬ』。1936年に書かれた小説ですので、すでに80年近く前の作品となります。
あくまでも「着想を盛り込んだ」ということで、完全な原作というわけではないようです。しかし、映画への思い入れや理解を深めるためにも、ぜひ今からでも読んでおきたい作品ですよね。
というわけで、今回はこの小説『風立ちぬ』を電子書籍で読んで見ることにしました。アマゾンが提供する「Kindle」(キンドル / レビューはこちら)版と、Googleの提供する『Play ブックス』(レビューはこちら)版があるので、それぞれ試してみましたよ。
なお、どちらで読むにしても、先にアプリのインストールを済ませておく必要がありますので、ご注意ください。
キンドル版のいいところ
では、まずキンドル版からいってみましょう。書籍のダウンロードは、こちらから。
価格
キンドル版のいいところは、なんといっても書籍自体が無料なところです。
基本プレイ無料とかそういうアレじゃなくて、完全に無料で全部読めます。
読み込みが速い!
Play ブックス版に比べると、ページの読み込み速度が速いです。高速でページをめくりまくっても、すぐに文章が表示されます。
Play ブックス版のいいところ
では、続いてPlay ブックス版を見て行きましょう。こちらからダウンロードできます。
キンドル版と違い、価格が300円です。果たして、無料の壁を打ち破ることができるのでしょうか。
目次が使える
Play ブックス版のみ、目次機能を使うことができます。この有無は、いざというときの分かりやすさに大きく影響を与えそうですね。
パソコンでも読める
キンドル版はiOSとアンドロイドのアプリ、またはキンドル端末のみ読むことができます。対して、Play ブックス版ならパソコンのブラウザからでも読めます。
本購入後はGoogle Playの「購入」ボタンが「読む」ボタンに変わりますので、そこをクリックすればOKです。
表示の違い
では最後に、それぞれ実際に文章を表示している時の画面を見てみましょう。左がPlay ブックス版で、右がキンドル版です。
どちらも、行間は設定で変更できるのですが、上下の余白は固定のようです。キンドルの方が上下の幅が大きいのが見て取れますね。
どちらの方が読みやすいと感じるかは個人差だと思いますが、個人的にはPlay ブックス版の方が好みかな。
総評:やっぱり無料は強い
どちらも違った良さがあり、一長一短といった感じの両者。いろいろ考えたのですが、やはりキンドル版の「無料」という点が非常に大きいと思いました。
「パソコンでも読みたい!」という方や、「上下の余白の大きさに耐えられない!」という方以外は、キンドル版が無難でしょう。
映画の公開まで、あと一ヶ月。電子書籍で、今からばっちり予習しときましょう。
電子書籍はまだまだこれからぜよ:
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(コンタケ)
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