ポチっと!
今年もたくさんのスマートフォンが発売されましたね。私も取材を通して各シーズンのスマホをあれこれさわってきましたが、そんな中でひとつ気づいたことがあります。
「タッチボタン多すぎね?」
タッチボタンってのはアレです、ガラスの表面にマークが描いてあって、さわるだけで押したことになるセンサー式のボタンです。とくに、2012夏モデルあたりから増えたように感じます。
いやまあ、タッチボタンにする理由もわかりますよ? 防水&防塵に有利とか。故障しにくいとか。見た目がカッコイイ(?)とか。
でもですね、自分はタッチボタンが好きじゃない。嫌いといってもいい。物理ボタンには物理ボタンの良いところがあるんですよ!
・指先でスマホの向きがわかる
スマホをポケットから取り出すとき、ウラとオモテは触った感触でわかります(iPhone4除く)。が、上下どちら向きに持っているのかは、目で見るまでわかりません。
これがボタンありのスマホなら、ポケットの中でスマホをつまんだ瞬間に上下・裏表がだいたいわかります。目の前にスマホをかまえるまでのわずかなあいだに、向きをなおすことができるんです。これ、意外とストレスフリーなんですよ。
・押したがどうかを確認できる
たくさんのアプリを立ち上げているときなど、ボタンを押しても反応が返ってくるまでにちょっと時間がかることがあります。このとき、タッチボタンだと「タッチが不十分だったのか?」と「処理が重くて待たされているのか?」の区別がつきません。
物理ボタンなら、ポチっと手ごたえがありますから、少なくとも押したかどうかははっきりわかります。
・ミスタッチが起きない
一番のポイントはここ。タッチボタンは指が触れただけで反応してしまうので、操作をミスることがあります。たとえば、画面をスクロールさせたときにうっかり指がホームボタンに触れて、ホーム画面に戻ったり。
もちろん、物理ボタンなら押し込まないかぎり、いくら指が触れても大丈夫です。
それにしても、これだけタッチセンサーの端末が多いのはアレでしょうか。Google様の意向なんでしょうか? と思って、発表会のときスマホメーカーの方にチラっと聞いてみたんですね。
そのときのお返事は「デザイン的なトレンドなので...」というもの。つまり、トレンドが変わればまたボタンつきのスマホが増えるかもしれないわけですねヤッター!
というわけで、メーカー各社さまには次のトレンドを見すえてかっこいいボタンつきスマホをお願いしたいところ。まずは、2012春に登場する「INFOBAR(インフォバー) A02」のボタンに期待しています!
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(金本太郎)