「ボケて」の運営って何してる?【開発者インタビュー】
(~ある日の編集部~)
いとう:いや~、オモシロ画像サービスの「ボケて」(DLはコチラ)、ホン~マにオモロイ! 投稿者の熱量がとにかくスゴイんですよ。 何かもうずっと見ていたいっすわ~。
オサダ:(ちっ、仕事中なのにうるせーな)いとうくん、そんなに「ボケて」が好きならボケてに転職してもいいんだよ?(嫌味)
いとう:オサダさん、マジっすか! でも「ボケて」見てるだけじゃ運営がどんな仕事しているのかわからないから、直接行って聞いてきますわ!
オサダ:...え? ホントに行っちゃうの?
ということでやって来ました、「ボケて (bokete)」のアプリを開発した株式会社ハロのオフィス。(実はTABROID編集部から徒歩数分なのです)
取締役のイセ オサムさんとデザイナーのパク スンチョルさんに、TABROIDの伊藤とワタナベ(&カメラマンとしてオサダ)が、ボケての運営はどんな仕事をしているのか聞いちゃいましたよ~。
ランクインできなくても落ち込まないで
TAB:「ボケて」は覗くたびに刺激を受けてます。ネタのクオリティーとバラエティー、そしてとにかく投稿数が圧倒的ですよね!
イセ:ありがとうございます。
TAB:具体的な一日の投稿数って把握してます?
イセ:画像自体の投稿は1,000を超えますね。そしてボケは... 大体3万くらいかな?
TAB:多い!
イセ:ランキングに入るのはたったの100か200。ですから、実は「ボケて」って東大に入るより難しいかも(笑)。
TAB:東大といえば、前回インタビューしたグノシー(ユーザーの好みを分析して、欲しい情報を自動で集めてくれるアプリ。詳細はコチラからどうぞ)は東大の方達でしたよ。
イセ:実はそのグノシーみたいに、「ボケて」もユーザー毎におススメのボケを自動配信できればと考えてます。
TAB:あ、それスゴイいいですね! 僕(いとう)の場合だと男の裸ボケが毎日おくられてるくという(笑)。
イセ:それ系のボケに星をつけ続ければ、そうなるかもしれませんね(笑)。
ボケが女子高生の友情を繋いじゃったり
TAB:「ボケて」ってたま~に連作がありますよね。あるボケから派生ボケが産まれたり。
イセ:そういうのをコントロールするって難しいから、嬉しいですよね。あとユーザーが新しいボケての使い方を見つけてくれた時なんかも嬉しいです。
TAB:おお、例えばどんな使い方ですか?
イセ:ある女子高生が、自分が凹(へこ)んでるとTwitterに投稿するんです。それをみた友人が、彼女を励ますために「ボケて」のURLを貼ってリプライするんです。元気出してねって。
TAB:いい話ですね~。
イセ:それで「ありがとう」と。こういうのたま~にあります。落ち込んだ時に「ボケて」、フラれたら時に「ボケて」みたいに。
僕らのボケは守られてます
TAB:最近は類似サービスが増えてきていますが、その辺はどうお考えを?
パク:私はデザイン的な意味で参考にしています。ただ見ていると「このネタは元々「ボケて」のネタ」という認識がユーザーにも広まっているように感じます。
イセ:以前「アドラッテ」というポイントアプリを出したのですが、それも後に類似アプリがリリースされました。そういう意味で、競合の登場はあまり気にしていません。むしろ、あと3社くらいあった方が市場がさらに盛り上がかもしれませんね。
TAB:なるほど。
イセ:ただし、職人さん達が産みだしたボケが流用されることがないように僕らが守らないといけない。これだけはちゃんと対策をしていきたいです。
TAB:具体的にどういう対策を?
イセ:ボケてで大事にしてるのは「お題 by 誰々」と名前が表示されるんですよね。同様に、画像を投稿した職人の名前も表示されます。どのボケも職人さん達が頑張って作ったので、ここはしっかり守っていきたいな。
TAB:なるほど。
イセ:あと職人さん達との交流で、彼らがボケてのコミュニティーを守ろうという意識はとても感じました。
TAB:ボケてにコミュニティー意識があるなら、それだけで類似サービスとの差別化になりますよね。
イセ:(「ボケて」のようなサービスは)理論的には、コンテンツをコピペすれば他でもいいって話じゃないですか。でも実際はそうじゃない。やはり体験ではないですか? ボケてでボケを作るたのしさ。それはアイコンを押すところから楽しくなきゃいけない。そういう感覚とかフィーリングを大事にしていきたいです。
タブ:「ボケて」って一見楽しいですが、どんなユーザーにも楽しんでもらえるようにと画像管理はモチロン、ボケてのコミュニティーを成長させるために陰ながら苦心されているんですね。
最後に お気に入りボケを教えて!
イセ:これ完全におバカじゃないですか。オバマですよ、オバマ(笑)。最初から最後まで意味がわからないんですけど、このリズムは好きですね(笑)。
TAB:リズムが来ちゃいましたか~。
イセ:何かツラい時に見ると、どうでもよくなっちゃうんですよね(笑)。
パク:オーストラリアに留学した経験があるんですけど、そこで英語の先生に「なんでFの発言ができないの?」と言われ、目の前で何度も「エフ!エフ!フー!」とやられました。
TAB:チョーあるある!
パク:面白くて昔も思い出させてくれる、お気に入りのボケです。
おまけ:TABROID勢のお気に入りボケ
オサダ:ひらがな表記といい、小さい「ぅ」といい、この顔の「むかつき」をいい具合に増幅させていますw
ワタナベ:初見ではそんなにインパクトなかったんですけど、仕事柄、新しいスマホの記事を書いたりするときに寸法で高さ、幅、奥行きが出てくるたびにコレを思い出してしまうのですよ〜。ポーズと合ってるのもイカス!
伊藤:このボケ一択です。
裸にブリーフの組み合わせは無条件で爆笑しちゃう、だって元気が出るテレビ世代だもん...
メロリンQ!
ボケて(bokete)のレビュー&DLはコチラからどうぞ。
(伊藤ハワイアン耕平)
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