『Snapdragon™ BatteryGuru (スナップドラゴン・バッテリーグル)』は、節電アプリのニューカマーなんですけど、ちょっと軽く感動できるレベルの快適さですよ。
今まで、節電アプリといえば、大きく2種のタイプがありました。
「タスクキラー系」と「通信キラー系」なんですが、アプローチ方法に違いはあれど、両者とも目的は、スリープ時に勝手に動いているアプリに制限をかけて、余分なパワーを使わないようにするというものでした。
では、本アプリはどうなのかというと、もう一歩踏み込んで、パワーの発生源であるCPUをコントロールしてしまおうというアプリとなっています。
とりあえず「CPU制御系」とでも呼ぶことにしましょうか。
クアルコム社が、自らの製品のCPUパワーを、さらにスマホに最適化させるために送り込んできた、スナドラ搭載機専用のアプリなんですね。
スリープ時には、通信キラー系と同じ働きをさせることが出来ます。
ところが、通信キラー系の欠点である、スリープからの復帰時のモタツキがありません、本アプリ。どういう仕組みなのか、ブラックボックスの中は分かりませんが、スリープ時は明らかに電池の減りが少ないのに、いざ使う時にはキチンと電波をつかんでくれます。
ここが、本アプリのイチ推しポイントになると思います。
通信キラー系に匹敵する節電効果を持ちながら、スマホとして便利に使うことに妥協しなくていい。実に、素晴らしいですよ。
その理由は、本アプリがとても頭が良いから、なんですね。
本アプリは、ユーザーの使用状況を学習するために、実際の効果を発揮するまでに「4日と2時間」の学習期間を要します。
その間、ユーザーがどのように端末を利用するかを学習して、ユーザーごとに最適化してくれるということですね。
分かりやすい例としては、同じスリープ時間の長さでも、深夜と昼間とでは、深夜の方がバッテリーの持ちが良くなっている印象なんです。
おそらくは、寝ている間はフライトモードに近い制御を、起きている間は、スリープ復帰に備えて、電波を掴むためのアップをしてる、というような感じだろうと予想されます。
特に細かい設定は必要なく、ただインストールして任せておくだけで節電できる。
しかも、節電効果はかなり高い。
長らくお世話になった「ジュース・ディフェンダー」と、昨日お別れいたしましたが、この新しい相棒、かなり素晴らしいですよ。オススメできます。
使用端末:HTC J ISW13HT
OS:4.0.4
バージョン:1.5.0
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発売元:Xiam Technologies Limited, a Qualcomm company
更新日:2013.5.30
価格:無料
対応機種:Android 4.0 以上
(田中宏和)
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