無音カメラの、いや、カメラアプリの中でも最高傑作だと思っています。
以前、高速バスで名古屋から東京へ向かっていたときの話です。
ちょうどバスは静岡に差し掛かり、車窓からは富士山の美しい姿が見えてきました。
みんなね、スマホを取り出して、車内からバシバシと富士山を取り始めました。
1人撮り始めたらもうこれ止まりませんよ。あっちでバシャア!こっちでバシャア!! みんな豪快にシャッター音を響かせて撮るんです。
僕は心の中で叫びましたね。『OneCam使えよ!!!!』
と。
こちらの『OneCam』というアプリ、無音であるということも大きいんですが、それ以外にも発売以降からユーザーの意見を取り入れたアップデートを重ね、今やスマートフォンにピッタリな多機能カメラとなっています。
『OneCam』がiPhoneの標準カメラになればいいのに...なんてことを思っちゃうほどよくできたカメラアプリです。
本当にたくさんの機能が盛りだくさんのアプリですが、いくつかかいつまんで説明して行きたいと思います。
写真に日時を刻む!
右下の▲ボタンから設定パネルを開き、『日付と時間』という項目から『日付+時間』を選択してみます。
この状態で撮影すると...
おお! まるで現像したかのように写真右下に日付と時間が刻まれました!
日付だけにすることも可能です。
これがあるといつの写真かってのがわかりやすくて、振り返るのがすげー楽しくなります。
写真をすぐにSNSにシェアする!
撮影した写真をすぐにSNSにシェアすることもできます。
これはもうまさにスマホ時代の肝です。
やり方は簡単。撮影後、下から上にスライドするだけ。
すると下からボタンがいくつかでてくるので、一番右の『Twitter』を選択。
はい、これですぐつぶやき画面に移行できます。
これは本当に便利。
撮影→SNSへの投稿がこんなに手軽に。
まさに"スマートフォン"です。
ただデフォルトではハッシュタグが勝手についちゃうので、これの外し方も紹介します。
先ほどの▲ボタンを押して出てくるパネルから、『設定』ボタンを押します。
ハッシュタグという項目があるので、ここを編集してやればOKです。
また、その下に『カメラ画面のジェスチャー』という項目があるのでここもついでに紹介。
下から上へのスライド以外にも、左右と下方向へのスライドにも機能を割り当てることができます。
例えば撮影後に右方向にスライドするだけで、Facebookへの投稿画面を呼び出すなんてこともできます。
僕もよくこのカメラでササっと撮ってササッとTwitterなんかに投稿してますが、ほんと便利っす。
iPhone5標準カメラの致命的欠陥を補う
iPhone5のカメラには致命的な欠陥があります。
こちらの写真を見て下さい。
左がiPhone5標準カメラの撮影前の画面をスクリーンショットしたもの。右が撮影後の写真です。
iPhoneは固定してあるので、iPhone5以前のカメラであればどちらも同じ写真になるはずです。
ところがよく見ると、撮影前と撮影後で写っている幅が微妙に違うことがわかると思います。
このようにiPhone5のカメラは、撮影前には表示されていなかった部分が意図せずに入り込んでしまうという欠陥を抱えています。
一方OneCamで同じことをしても、前後の画像で違いはありません。
些細ではありますが、この辺の気づかいもこのアプリならでは。
大きいサイズの写真は撮れません
最後に1つ残念な点を。
こちらのアプリ、残念ながら1920×1080サイズ以内の写真しか撮れません。
まぁスマートフォンで表示するには十分なサイズですが、パソコンのモニターで見るにはあまりに小さな写真しか撮れません。
小さいサイズだからこそSNSへのシェアが早かったり、連写もできてスナップ感覚でバシャバシャ撮れるということもあるんですけどね。
バス車内から富士山を撮る時は是非こちらのアプリをどうぞ。
使用端末:iPhone5
OS:6.1.4
バージョン:4.3.0
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発売元:masahiro seto
更新日:2013年5月3日
価格:250円
対応機種:iPhone、iPod touch (第4世代)、iPod touch (第5世代)、iPad 2 Wi-Fi、iPad 2 Wi-Fi + 3G、iPad (3rd generation)、iPad Wi-Fi + 4G、iPad (4th generation)、iPad Wi-Fi + Cellular (4th generation)、iPad mini、およびiPad mini Wi-Fi + Cellular に対応。 iOS 6.0 以降が必要
(小谷卓也)