おっさんホイホイですね、わかります。

1980年代に子ども時代を過ごした人ならみんな知ってる空手アクションゲームが『カラテカ』ですね。

当時はまだ格闘というジャンルにはストツーも餓狼伝説もない時代。このカラテカかスパルタンXが双璧だったように記憶しています。あとはイー・アル・カンフーとか。（編集部加筆：ケルナグールは...もうちょい後か）

そんなカラテカをスマホで完全再現したアプリがこの『カラテカ・クラシック』。一応99円の有料アプリですが、当時を懐かしむべくサクっと購入しちゃいましょう。もう俺たちもいいオトナですからね。

まずは お約束

カラテカをプレイしたことがある人なら誰もが真っ先に試したいのがコチラ。スタート直後の画面ですが、背後（画面左）は断崖絶壁です。ここでおもむろに崖に向かって後退すると...

...落ちて死にます。

戦いは 礼から始めよ

やはり空手といえば『礼』を重んじる武道。敵に遭遇したらまずは一礼してから戦いに臨みましょう。構えを解いた状態で礼ボタンを押すだけです。

ちなみに構えを解いた状態は全くの無防備です。礼の後はただちに戦闘状態をとらないと...

...一撃食らっただけで死にます。

序盤はこれで勝てる 攻略法みつけたり！

攻略法というほどのものでもないのですが、序盤は適当に間合いを取って適当に中段キックを連打していれば、まあ勝てます。

もちろんゲームが進んで行くとそんな戦法は通用しませんが、古いゲームの移植にしては操作性がスムーズなのでうまく動かせなくてストレスを感じるということはないはず。敵の動きを見極めて攻撃を仕掛けていきましょう。

オッサン感涙の激シブいオプションも

僕自身はファミコン版の世代なのですが、今回のカラテカ・クラシックは往年の名機アップルIIのバージョンを移植しています。なのでオープニングの演出やゲーム中の細かなテイストはファミコンとはまたひと味違った趣き。

また、より忠実に昔のコンピュータの感覚を再現すべく各種表示オプションも充実。グリーンやアンバーの単色表示、ディスプレイの種類などを切り替えて思い出に浸ることができます。

グリーンの表示などは古典的ながらどこかサイバー感もあり若い世代の目にも新鮮に感じられるかもしれませんね。

古いゲームを忠実に再現しているだけに、データセーブももちろんないし、ステージの突破方法なども手探りで見つけ出さなければなりませんが、逆にそうした感覚こそが温故知新。

ぜひ初見の若いゲーマーにも遊んでみてもらいたい一作です。

（ワタナベダイスケ）