あれ? 林檎マークの葉っぱの部分って光らないんだっけ...?
冒頭の画像は、よく訓練されたアップルファンの諸兄ならロゴやフォントに微妙な違和感を感じること必至の『アップルストア・アフガニスタン』入り口の様子。お察しの通り非公式のアップル製品販売店です。
iPhoneやiPadといえば世界的な人気商品だけに、アフガンの首都カブールでも富裕層を中心にアップル製品を求めるユーザーは多く存在しているのだそう。
ふむふむ...さすがにジーニアス・バーこそ備えないものの、確かに店内はどことなくアップル風な雰囲気がしないでもないような、そうでもないような...?
店舗マネージャーのモハメド・ナザリ氏によると、このお店ではドバイから商品を買い付けてアフガンの顧客に販売しており、iPhone 5(16GBモデル)を例に挙げると約700ドル。アメリカでの販売価格に比べると50ドルほど割高なものの、バルク買い付けなど仕入れの工夫によって元のドバイ(約710ドルで同製品が販売されている)よりも割安に販売できているのだそう。
「商品ひとつあたりのマージンは10〜50ドルくらいかな」
なかなか商売上手ですね〜、この人。
そんな商売上手のアップルストア・アフガンですから、非公式ストアながらビジネスは順調。現在はカブールの別の場所に2店舗めを開店する計画まであるそうです。そうなってくると気になるのが本家本元のアップルとの関係ですが、先のナザレ氏いわく、
「店をオープンする時にアップルにも写真を送ったんだけど、まだ返事が来ないんだよね」
とのこと。今後のアップルストア・アフガニスタンとアップルの動向が非常に気になってしまいますがアップル製品がアフガニスタンの人々にも人気なのは事実のようですし、より多くの人の手に届くようになるといいですよね。
まだまだアップル製品が浸透してない市場はありますもんね〜:
The unofficial Apple store in Afghanistan [Quartz via Cult of Mac]
(ワタナベダイスケ)