ある日の編集部
伊藤:お・さ・だ すわ~ん、最近ハマってるアプリってあります?
長田:がぜんグノシー。どんぴしゃオレ好みの記事をガッって配信してくれて、自分が見透かされてる気がして、キャッ(〃ノωノ)て恥ずかしい!
伊藤:ことばの意味はわからりませんが、とにかくスゴイ気に入ってるアプリということは十分伝わりました(笑)。それでは開発者の方にお話きいてみましょう!
編集部(特にオサダ)の情熱に後押しされて、第2回「開発者さん いらっしゃい」はパーソナル ニュースリーダー『グノシー』の開発者の皆様に来ていただきました。
結局南極、グノシーって何者?
グノシーは「アナタ専用の新聞」
伊藤:まず「グノシー」の説明をお願いできますか?(オサダの説明じゃ全然わからんし)
福島:グノシーは、ユーザーのFacebookやTwitter情報を取り込んで、ユーザーが興味のあると思われる記事を自動でおススメするアプリ。イメージとしては「アナタ専用の新聞」ですね。
伊藤:アプリが、僕の好みの記事を選んでくれるんですか?
竹谷:例えば、女の子のFacebookを読みながら「この娘はきっとこんなお店に誘ったら喜ぶにちがいない」と想像するのを、機械学習していくイメージです。ちょっと例えがストーカーっぽいですが(笑)。
RSSリーダー&グーグル検索との違い
伊藤:好みのニュースを読みたいなら、好みのサイトをRSSリーダー(注:サイト更新したら通知するシステム)に登録すればよいのでは?
福島:RSSリーダーはしばらく読まないと未読記事が溜まって「ウワっ!」ってストレスに感じちゃいますよね。でもグノシーは1日25記事と決まっていて、記事もたまらない。ユーザーの負担にならないことを意識しています。
竹谷:(何らかのトラブルでグノシーを配信できなかったら)「グノシーを読んでないから落ち着かない!」っていう位の習慣に入り込むサービスにしたいです。
伊藤:では、グーグルとの違いは? 好みの記事を読みたいなら、検索すればよさそうですが...
竹谷:グーグルの検索システムでは、いくつかの単語を組み合わせる必要がありますよね。自分が求める最高のオ〇パイ画像を見たいなら、「オッ〇イ」+「〇〇」+「××」みたく。
伊藤:オ〇パイにも色々ありますからね...(しみじみ)
竹谷:実は検索ってITリテラシーが必要だと思うんですよ、検索力というか。だけどグノシーなら、使っているうちに自動で自分の最高のオッ〇イにたどり着けるという(笑)。
失恋したらグノシーも失恋モードに
伊藤:グノシーがユーザー仕様になっているか、どうテストされてます?
竹谷:たまに失恋した女の子になりきってグノシー使ってます(笑) 。1日3クリックを4日続ければ、ほぼ失恋モードになりますね。
伊藤:では失恋した女の子になりきるには、フェイスブックで投稿したほうが効果的?
竹谷:元カレの悪口とか投稿すれば、早く変わるかもしれません(笑)。
開発者のグノシー、大公開
伊藤:竹谷さん、なんですかこの「男性は「彼女以外の女性」と2人で旅行したがる生き物!? 」なる記事は? 僕のグノシーにも欲しいです(笑)。
竹谷:僕のはセクシー記事がいっぱいです(笑)。
伊藤:松本さんは、英語ばかりの記事じゃないですか。今日の撮影のために、仕込んできたのでは?
松本:いや、これは... デザインとエンジニア情報が半々なので(笑)。
伊藤:そして福島さんは...
福島:僕はエンジニア系と経済系が多いですね。
伊藤:でも胆管癌(たんかんがん)の記事もありますよ。健康そうに見えますが、ひょっとして...
福島:いや、これはたぶんサイエンス枠なんじゃないかな?(笑)
(インタビュー完)
インタビューを終えて:グノシーのポテンシャルはヤバい
グノシーは従来のニュースリーダーアプリと何が違うの?と疑問に思っていましたが、「検索にはリテラシーが必要」という竹谷さんにもハッとさせられました。
グノシーは、ユーザーに記事を配信しているというより、ユーザー一人一人に情報の塊であるネットを個別化してくれているのですね。しかも「ただ読むだけ」という、どんなユーザーでもできる簡単な方法で。(これってすごくないですか?)
であるなら、グノシーは記事配信アプリではなく、むしろ知的好奇心拡張アプリと形容したほうが正しいのかもしれません。
「求める記事は、検索して探すものでなく、グノシーが探してくれるもの」といった感じに、グノシーはネットと人の関係にパラダイムシフトを起こしてくれるかもしれませんよ。
しばらくグノシーを使って、だんだん検索するのが面倒に感じてきた私が言うのだから間違いないありません。いや、ただ単純に私がダメ人間なだけなのかもしれませんが(笑)。
おまけ:編集部のグノシー
オサダ
・配信される記事傾向:(察して...)
「自分のグノシーを、いまや社のエースとなっている、新婚でリア充の元部下へ見せたところ、「オサダさん、仕事に恋に悩んでるですか?」と哀しそうな目で見られました。いろいろ頑張ろうと思います」
かなもと
・配信される記事傾向:IT&ゲーム系
「記事が届くのに1日くらいの遅れがあるので、毎日のニュース収集のメインにはまだならないです。いまのところは流行の確認用で読んでます。でもニュースを見ない週末には、25記事というコンパクトさがありがたい。」
いとう
・配信される記事傾向:経済&スマートフォン系(セクシー枠も欲しい)
「グノシーさん、僕の暗黒面をスルーしないで!」
Gunosy[レビュー&ダウンロード / 公式サイト]
(伊藤ハワイアン耕平)