キレイなものほど汚したいってことかな。
セキュリティ企業のSourcefire社がまとめたレポートによると、スマートフォンで最もぜい弱性(セキュリティホール)の報告が多いのはiPhoneであったと、海外メディアのZDNetが報じています。
イメージ的にはアンドロイドが最もセキュリティホールが多そうだと思っていたので、意外な結果ですね。しかし、その割合はさらに驚くべきものでした。なんとiPhoneが全体の81%を占めているというのです。
続いてアンドロイドの24.9%、ウィンドウズフォン11.6%、ブラックベリー11.4%と続いています。
このような結果になったのには、ある意外な理由がありました。それはハッカーたちにとって、iPhoneがセキュリティホール探しをしたくなる機種だから、というもの。
アンドロイドはマーケットが自由なため、マルウェアが多くはびこっているのが現状です。それに対し、AppStoreはアップルの審査が厳しく、悪意あるアプリはめったに登録されることがありません。
また、iPhoneそのものの人気の高さも理由として挙げられています。
これらの要因により、iPhoneがセキュリティホールを探しのモチベーションを上げている、というのです。言い換えれば、アンドロイドはセキュリティホールを探すまでもないということでしょうか...。
この調査は、あくまでも「見つかったセキュリティホールの数」であり、元々のセキュリティの強さとは関係ない点に注意が必要そうです。守りが硬いほど、打ち破りたくなる人も増えるということなのでしょうかね。
iPhones most 'vulnerable' among smartphones[ZDNet via APPREVIEW]
Pic[Apple]
(コンタケ)