さて冒頭の画像、どこに電波塔が隠れているかわかったかな?
どうやら近頃、各国で景観保護のため携帯電話の基地局アンテナを樹木などの自然物に似せようという取り組みが進んでいるのだそうです。右も左も電線だらけ、アンテナだらけの日本も見習う余地があるかもしれません。
ちなみに冒頭の画像は全体像を見ると上のような感じ。こうして見ると中央に立っているのが木ではなく人工物であることがはっきりとわかりますね。
こうした試みの発端は南アフリカであるとされており、初の『変装電波塔』が1996年にケープタウンに登場して以来、同国でどんどん広がっていったのだそう。また米国でもコロラド州デンバーを皮切りに同様の変装電波塔が設置され始めており、さらに欧州を中心として他国へも広がりを見せています。
この不思議な電波塔に興味がでてきちゃったアナタ! 南アフリカの写真家、ディロン・マッシュさんが、自ら撮影した変装電波塔の写真を集めてウェブ上で公開しているのでぜひそちらでより多くの画像をチェックしてみてください。
またテック系メディアWIREDの記事にも同じ画像が掲載され、それぞれに日本語解説がついているのでそちらもオススメですよ〜。
Invasive Species [Dillon Marsh Photography via WIRED.jp]
(ワタナベダイスケ)