『TrustGo広告ディテクター』は、ホーム画面に勝手にショートカットを作ったり、電話番号をリークしたりと、裏でコソコソ悪さをする広告機能を持つアプリを検出・表示してくれるアプリです。
以前紹介した『アドオンズディテクター(AddonsDetecter)』は、通知バーに勝手に広告を通知してくるプッシュ広告に特化したアプリでした。しかし本アプリは合計10種にも及ぶ多様な広告を含むアプリを一気にスキャン、分類、表示してくれるというスグレモノ。
それもそれで凄いですが、そんなに広告の種類がたくさんあること自体にも改めて驚かされてしまいます。
というわけでアプリを起動すると、真ん中に「タップミー!」という声が聞こえてきそうな「Scan」ボタンがあるのでタップ。端末内のアプリのスキャンが始まります。30秒程度でしょうか、アナライジングが終わると、10種の広告が一覧表示。
全て英語となっていてちょっと判りにくいかもなので、主要なものを拾って説明すると...
・Leak phone number(電話番号の漏洩)
・Leak identity info(IDや権限などユーザー情報の漏洩)
・Collect location(正確な現在地)
・Create shortcut on home screen(ホーム画面に悪意のあるショートカットの作成)
・Download files on ad click(広告クリック時、悪意のあるファイルのダウンロード)>
など、など...。その他、ブラウザのホームページを勝手に別のページに修正したり、ブックマークの一覧を勝手に変更したりと、様々カテゴリがあり、へえ、そんな手段でスマホへ悪さを...と、年々多様化する泥棒さんの手口に感心するみたいになってしまいました。
該当する広告が含まれる場合、その項目が濃い水色に塗られているのでタップすると、アプリが一覧表示され、さらに各アプリをタップすることで詳細な内容を確認することが可能。やっぱりこれも英語ですが、たとえばあるアプリに含まれる広告についての説明は、
「このアプリはAdMobって広告を使ってるよ。IDとか位置情報とかを集めることができる広告だよ。第三者のウェブサイトとかに送られたりしちゃうかもっ!?」
と広告の名称やその内容まで、丁寧に説明してあるところも「いいね!」。画面左下の「Uninstall」ボタンからアンインストールできます。
アプリを入れる際はアクセス権限など当然確認していますが、広告までは確認できないので、こういったアプリの存在はなかなか頼もしいと思いました。
利用時間:1時間ほど
使用端末:IS12SH
OS:2.2、2.3
バージョン:1.9
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発売元:TrustGo Inc.
更新日:2012/11/07
価格:無料
対応機種:Android2.2以上
(斎藤栄孝)