ﾜﾗｴﾅｲ...
今や世界中で使われているスマホの代名詞的存在iPhoneなわけですが、なんとチベット自治区ではiPhoneを所有しているだけで逮捕されてしまう可能性があると、チベットNOW@ルンタさんが報じています。
一体なぜこのような事態になってしまったのでしょうか。中国全土で禁止となれば、中国共産党による国策かーとなんとなくわかります。しかしチベット自治区のみというのは、実に複雑な事情がありそうですよね。
筆者もチベット族や自治区の知識は皆無に等しいので、ちょっと調べてみました。結果、どうやら以下のようなことが理由のようです。
チベット自治区は中国西部にある、少数民族チベット族の自治区。およそ274万人の人が住んでいます。元首を務めとるのはダライ・ラマ14世。
中国政府は、このチベット族を激しく弾圧しており、チベット語の使用も禁止しているようです。学校の教育でも、チベット語の授業が行われないよう監視しているほど。
そんな中、実はiPhoneはチベット語がプレインストールされており、チベット語でメールやSNSを簡単に書けるようになっています。そのため、中国政府はチベット自治区内でiPhoneを使われるのをなんとしても避けようと、所持禁止という強硬な姿勢をとっているようです。
うーん、これはなんとも...。他国のことですのであまり深く突っ込めませんが、iPhoneが使えないのはかわいそうですねえ。
長きに渡り衝突の続くチベット族と中国政府。ガジェット一つで争いが起きてしまうのは、なんとも悲しい次第です。
ちなみに、んじゃアンドロイドならどうなんだろうと、Galaxy S3でチベット語のサイトを開いてみると...。
確かに、ちゃんと表示できていない様子。端末によっては文字が全部「□」になったりします。
ちゃんとしたチベット語を見てみたいという方は、PCやiPhoneからこちらをどうぞ。魔法みたいな形でかっこいいですよ。
TIBET TIMES[via チベットNOW@ルンタ]
Pic[wikipedia]
（コンタケ）
