名前は「グラス」でもメガネではありません。
Xboxといえばゲームコンソール機を連想しますが、マイクロソフトは『Xboxブランド』を自社製品の総合エンターテインメント・ブランドとして位置付ける方針なのだそうです。
そんなXboxによるエンタメ完全制覇計画のキーとなるのが、システムでアプリの名前でもある『Xbox Smartgrass(スマートグラス)』。
これは音楽、ビデオ、ゲームの総合ブランドとなるXboxサービスをXbox360やWindows PCのみならずスマホやタブレットでも連携して楽しめるようにするための仕組みで、まさに今週鳴り物入りで投入されるWindows 8やSurfaceタブレットと併せたタイミングでリリースされます。
さて、そこでスマホ・タブレットと聞いて気になるのがマイクロソフト製品以外への対応について。米国マイクロソフトの公式ブログ、TechNetではiOSとAndroidにも無料でダウンロードできるアプリの提供について示唆されていますぞ!
というワケでこのスマートグラスでどんなことができるようになるのか、以下で簡単にまとめてみたいと思います。
ゲーマー、ハリウッド好きは要チェックかもよ!
まずはネタ元にあったスマートグラス紹介動画から。3分ほどの動画ですが、時間がない方のためにキャプチャと要約も下にまとめますね。
まずはコレ、リビングのXboxで再生している映画について手元のタブレットで関連情報を即チェックできるようですね。
お、これはイイね。スマートグラスのアプリがインストールされているスマホをリモコンとして使えるようです。スマホで慣れた操作感でピンチ・ズーム、スクロール、文字入力が可能。
さらにXboxが接続されたテレビでブラウジングしている画面をそのまま手元の端末に表示できます。
日本ではどうなのか不明ですが、ESPNやMLB.tvなどのコンテンツを楽しむこともできる模様。スポーツ好きにウレシイ!
と、今や激戦区となっているリビングやモバイルでの覇権を一気に穫っていこうというマイクロソフトの意気込みがビンビン感じられる意欲作となっているようですね。これはなかなか楽しみかも。
ゲーム界隈といえば、プレイステーション・シリーズを擁する対抗馬のソニー陣営も先日の東京ゲームショウ2012ではエクスペリア・タブレットの大量展示でスマホ・タブレットへの急速な方向転換を垣間見せていましたし、ソーシャルゲームの隆盛もまたしかり。
もしかしたらゲームを中心とするエンタメ関連業界もスマホ・タブレットを新たな軸とした大変革期に差し掛かっているのかしら... なんだかエキサイティングです!
(ワタナベダイスケ)