汝、墨の鬼となれ!
PlayStation Vitaの初期タイトルのなかでも、オリジナルゲームとして独自のシステムで異彩を放った墨筆アクション『墨鬼』がAndroid版として見参。
TEGRA3プロセッサ搭載機向けというハイスペック限定仕様だけあって、PS Vitaと全く遜色ない仕上がりは驚愕の一言に尽きます。まずはVita版の30秒CMをどうぞ。
見た感じは墨絵風のグラフィックが一風変わったテイストの横スクロールアクションといった風情ですが、画面タッチによってタイトルの通り『墨』を使ったアクションを繰り出していく楽しさが他にない魅力のこのゲーム。その多彩なアクションの妙を以下でバッチリ紹介していきますぞ!
ゲームの舞台は荒廃した平安時代の世界。プレイヤーは鬼を操作して墨や式術、召還を駆使しつつ敵を倒していきます。
画面上に墨で描いた軌跡は地形扱いとなって上に乗ったりすることもでき、水をかけて消したり、さらに描き足したりすることでフィールドを自在に動き回ることができるんですよ。
大量の敵を一網打尽にしたいときには必殺技ともいうべき『式術』を使いましょう。画面上を指でなぞることで炎を発生させたり、長押しで雷雲を起こしたり。直感的かつ操作していて楽しい必殺技でゲームが俄然盛り上がりますよ。
画面上タッチアクションでさらにカッコイイ&気持ちイイのが『召還』アクション。表示される図形を指でなぞって召還儀式を行います。これもキマると大技が繰り出せて爽快!
鬼の移動などの操作は画面上のバーチャルパッドで行うタイプながら、これがアナログスティック状になっていて非常に動かし易いのもこのゲームの隠れた魅力のひとつ。筆者もバーチャルパッドのスマホゲームをいくつもプレイしましたが操作感は抜群だと感じました。
この軽快な操作感、爽快感といったプレイ感覚はなかなか静止画では伝わらないですよね。そこで本作のチュートリアルステージを要約抜粋した『1分でプレイ感覚がわかる墨鬼』動画を用意しましたのでゼヒこちらをご覧下さい。
いかがでしょう。動作に必要なスペックも半端なく高く、かつアプリとしては1000円とやや高額感があるかもしれませんが、最新のコンシューマゲーム機用ゲームがそのまんまの形で遊べると思えば納得の一品だと思います。
なにより他にない唯一無二のゲームシステムは一度体験していただきたいところ。個人的にはこのクオリティでこの値段ならむしろ安いとさえ感じましたよ!
使用端末:ASUS Transformer Pad TF300T
OS:4.0.3
バージョン:1.00
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発売元:ACQUIRE corporation
更新日:2012年10月12日
価格:1,000円
対応機種:Android4.0以上(要TEGRA3プロセッサ)
(ワタナベダイスケ)