アリ? ナシ?
9月に行なわれたPlayStation® Meeting 2016にて発表され、ついに発売されたPS4の上位版ハード「PlayStation4 Pro(以下PS4 Pro)」。4K解像度やHDRに対応し、PS VRの体験も変わるとあって、注目を浴びていまいした。
ギズモード・ジャパンでは早速PS4 Proを入手したので、旧PS4と何が変わったのか、そしてPS VRの体験はどう変わったのかを検証してみました。
デザイン
比較の写真は、右がPS4 Pro、左が旧PS4です。
PS4 Proはシンプルかつシックなデザインでカッコいいですね。旧PS4と比べて、PS4 Proの方が少し後ろに長いようです。また、厚さは旧PS4とほぼ同じです。全体的なサイズ感は旧PS4と同じくらいということですね。
PS4 Proの上にあるPlayStationロゴは、iPhoneのアップルロゴのように輝いており、高級感が漂います。
スペック
スペック差は上の通り。今回使用している旧PS4は型番「CUH-1000AA01」のものです。
PS4 Proの目玉といえば、GPU性能が上がり、4K/HDRでの出力が可能になったこと。4Kゲームに対応しているほか、いままでの従来のPS4タイトルも4Kにアップコンバートされて表示されるので、さらにゲーム体験に没入できるはず。ただ、4Kじゃないテレビでプレイしてもあまり違いはわからないかも...?
既存のPS4もソニーから配布されるパッチによってHDRに対応します。
また、USB端子が3つになりました。そのうち1つは背面にあるのですが、これが意外と便利。特にPS VRをプレイする場合は、既存のPS4だと接続に使うUSBケーブルを全面のUSB端子からつなげるというなんとも不格好なものでした。ケーブル類はやはり隠したいですよね。
これは新しいPS4でも同じですが、電源スイッチはタッチ式からボタン式になりました。個人的には物理ボタンだと押した感があるので安心します。
PS VRの体験はどう変わった?
気になるのはここですよね。実際にPS4 Proに対応したPS VRソフトを、PS4、PS4 Proでプレイしてみました。
まず体験したのは『コール オブ デューティ インフィニット・ウォーフェア』のVRコンテンツ『ジャッカルアサルトVR』です。内容としては、宇宙空間を舞台に、戦闘機に乗って突然現れた敵を倒していくというもの。
以下が、それぞれのプレイ動画です。
PS4
PS4 Pro
...はい。まだ何も言わないでください!
次に体験したのは、『Rez Infinite』。こちらもそれぞれのプレイ動画を見てみましょう。
PS4
PS4 Pro
...どうでしょうか。
個人的な感想を言うと、コズミック感が増しました。どういうことかというと、特に『ジャッカルアサルトVR』の場合は、PS4でプレイした時よりも、PS4 Proでプレイした時の方が「うわー! 宇宙だ! ヤッフー!」って感じたんです。
とはいえ、PS VRはそもそも4Kには対応していないので、グラフィックの大幅な変化は確認できませんでした。しかし、ゲームの操作はヌルヌルと動くように感じ、没入感が増したようです。そのため、長時間プレイした場合には、PS4 Proの方が酔いにくいかもしれません。
全体的な感想としては、従来のPS4と大きな差は感じませんでした。ただ、将来を見据えて手に入れておくのはアリかもしれません。今後4K対応の新PS VRが発売される可能性はありますし、いつかは4Kテレビが世の中の主流になるでしょう。
「ファイナルファンタジーXV」「ウォッチドッグス2」など、11月・12月も人気作品のリリースがあり、合わせてチェックしたいですね。
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source: PlayStation 1, 2, PlayStation blog
(K.Yoshioka)
*こちらの記事は、兄弟メディア「ギズモード・ジャパン」で2016年11月10日に掲載された記事を再編集・掲載しております。