数年前まではNYと言えば街行く人はお互いに知らん顔で、立ち止まって摩天楼を見上げる観光客にしかめ面をしながら足早にそれぞれの目的地に進むのがお決まりでしたが最近の光景と言えば
スマホ
スマホ
またスマホ
自分が携帯を見ながら歩いているときは気付きませんが、街行く人を見ていて「危ない!」という光景は数限りなくあります。
以前からよく聞こえた
(車や自転車に対して) "I'm walking here, idiot!/こっちは歩いてるんだよく見ろ!"
(自分の道を別の歩行者にふさがれて)"Great./あーもう!"
といった言葉に混じって"Look up!/前見ろ!"という言葉も聞こえる事がすごく増えてきました。
2010年の統計ではNYCで9000人以上の歩行者が負傷をし、41人の死者が出ています。急増するスマホよそ見事故を受けてNYCでは歩行者に注意を促すキャンペーンを100万ドルをかけて展開しています。その一部が
こちらの横断歩道に書かれたLOOK!の文字。マンハッタンの110の横断歩道で歩行者にスマホを見ながらの横断をやめるよう警告しています。
このLOOK!キャンペーン。ただランダムに展開しているのではなく、マンハッタンの中でも特に負傷者/死者の多い危険なトップ110の横断歩道に書かれているそうです。
NY在住の皆さんは見かけたらよく注意して渡って下さいね。
(近藤司)