荻上チキの αシノドス

荻上チキ責任編集 “α-Synodos” vol.149 特集:薬物をめぐって

2014/06/01 21:00 投稿

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荻上チキ責任編集
“α-Synodos”

vol.149(2014/06/01)

特集:薬物をめぐって

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★今号のトピック

○はじめに

1.寄稿/船山信次
そもそも麻薬とは何か?

2.寄稿/佐藤哲彦
「抑圧」から「管理」へ──薬物政策の向こうに透けて見える未来

3.対談/山本昭代+太田昌国(コメント)
メキシコ麻薬マフィアの世界――『メキシコ麻薬戦争』を読む

4.寄稿/松本俊彦
薬物依存症の理解と援助

5.連載/片岡剛士
経済ニュースの基礎知識TOP5

○編集後記

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○はじめに

こんにちは、金子です。α-synodos vol.149をお届けいたします。今号は薬物特集となります。

まずお読みいただきたいのは、船山信次さんによる「そもそも麻薬とは何か?」。麻薬・大麻・覚せい剤が区別されているのは知っているけれど、なにが違って、なにが同じなのかご存知ない人も多いのでは。法律、症状、そしてヒトとのかかわり方について。

続いて「「抑圧」から「管理」へ――薬物政策の向こうに透けて見える未来」。以前、ウェブ・シノドスにご寄稿をいただき大好評だった佐藤哲彦さんの寄稿です。薬物政策の歴史を辿ることで、薬物がどのように扱われてきたのか。抑圧という排除ではなく、社会で内包/管理することの可能性は、薬物に限らず考える必要がある問題でしょう。

「メキシコ麻薬マフィアの世界――『メキシコ麻薬戦争』を読む」は、2月に現代企画室さんから刊行された『メキシコ麻薬戦争』の出版記念イベントの抄録。世界最大級の麻薬マフィア、ホアキン・グスマンの逮捕からうかがい知ることのできるメキシコの現状、そして麻薬が人々の生活とわかちがたいものとなっている現実。

薬物依存症脱却のための新しい治療プログラムが紹介いただいたのは、松本俊彦さん「薬物依存症の理解と援助」。「治りたくない病気」である薬物依存症の治療をいかに継続して行っていくか。罰することでは治らない薬物依存症に対して展開されつつある有効なプログラムとその可能性について。

最後は、隔号でご執筆いただいている片岡剛士さんによる「経済ニュースの基礎知識TOP5」。消費税増税からおよそ2か月。気になるのはその後の日本経済の動向でしょう。さらに法人税減税の動き、そしてネット上でも話題となっている労働時間規制の問題など、容易には理解できない経済ニュースの着眼点を提供いただいています。

……というわけで、今号もどうぞよろしくお願いいたします。某メルマガのようにご感想をツイッターなどで発信していただけるととても嬉しいです。ハッシュタグは #synodos で!
 

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