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荻上チキ責任編集 “α-Synodos” vol.145 大学の現在

2014/04/01 21:06 投稿

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荻上チキ責任編集
“α-Synodos”

vol.145(2014/04/01)

大学の現在

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★今号のトピック

○はじめに

1.大学はどこに行くのか――大学教員に聞いた!(前編)

2.大学教員は疲弊しています――大学教員に聞いた!(後編)

3.寄稿/舞田敏彦
大学教員の非正規化

4.寄稿/井出草平
大学における退学・ひきこもり・不登校

5.連載/片岡剛士
経済ニュースの基礎知識TOP5

○編集後記

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○はじめに

こんにちは、すっかり春ですね。シノドス編集部のカネコです。「大学の現在」号をお送りします。今号も充実したラインナップです。

今号の目玉は「大学教員に聞いた!(前後編)」です。シノドスに論考を寄せていただいている大学教員の皆さまに質問票を送り、大学の問題点・改善点についてご自由に回答いただきました。

前編の「大学はどこへ行くのか」は、大学カリキュラムや就活、大学改革についての回答を中心に構成。後編は「大学教員は疲弊しています」をタイトルに、業務内容や非常勤講師の待遇、さらに教員と対立しているイメージのある大学職員へのインタビューが収録されています。皆さんの熱意と怨念のこもった回答にご注目ください。

続く論考は舞田敏彦氏による「大学教員の非正規化」。非正規労働の増加が指摘されはじめて久しい昨今……と言われてもうずいぶん経つように思いますが、大学教員もまた非正規化に向かい、深刻な状況にあることをご存知の方も多いでしょう。統計データを使い、実際にどれだけ非正規化が進んでいるのか。それによってどんな問題が引き起こっているのか。大学教育改革議論が盛り上がる中、押さえておきたい重要な問題です。

四本目は井出草平氏による「大学における退学・ひきこもり・不登校」。希望すれば大学に進学できる大学全入時代の中で、進学者の1割が中途退学していることが近年明らかになっているそう。経済的理由よりもさらに深刻な、学校への不適応によって退学してしまう学生の実態と支援のあり方についてお書きいただきました。

最後は、片岡剛士氏による「経済ニュースの基礎知識TOP5」。消費税が8%に引き上げられた新年度初日。アベノミクスのゆくえはどうなっていくのか、よりいっそう見逃せなくなってきました。今号は、戦略特区に2014年度予算案、3月の米連邦公開市場委員会による2つの決定。消費税増税に伴う駆け込み需要と賃上げの動向。そして、日銀黒田体制から1年の5つ。どれも見逃せません。

さて、というわけで新年度になりました。4月1日といえばエイプリルフールですが、どうせ気の利いたウソなんてつけないのでシノドスはなにもしません。荻上チキはちきりんではありません。それでは今号もお楽しみください。

 

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