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Assassin's Creed Syndicate

2016/06/23 06:00 投稿

  • タグ:
  • ゲーム
  • PS4

ざっくりストーリー
田舎から上京して一旗揚げてやんべ

ジャンル:ステルスアクション(あさしんくりーど)

公式HP(http://www.ubisoft.co.jp/acs/)


しっかりと進化したアサシンクリード。

時は1968年。舞台は産業革命真っ只中のロンドン。
工場制機械工業が発展し、全体的な生活レベルは豊かになっていき生活に活気がある。
そんな時代に現れた双子のアサシンエヴィーとジェイコブ・フライ姉弟。

いつものアサシンクリードのように、天敵テンプル騎士団が牛耳るロンドンにて
馬車に乗ったり電車に乗ったりしつつ街中を駆けずり回って
暗殺者の信条(アサシンズクリード)を印籠に悪いと思ったやつらを
グッサグッサと刺して回る
そんなオープンワールドアクションゲーム!

4のレビューをブログで書いたけれど、間のユニティのレビューを飛ばして
このシンジケートのレビューを書いちゃいます
クリアしたてで熱量があるうちに^^

さて、この時代の世界の中心といえばやはりイギリス・ロンドン。
そして、そこを政治的にも社会的にも牛耳っているのがテンプル騎士団。
一方で、何か強みがあるのか?といえば特に何もない、
今まで何やってたんだこの無能なアサシン教団。

弱い立場からどんどんゲリラ戦を仕掛けていって、
ついには悪の親玉テンプル騎士団を打倒する!
シリーズお馴染みな展開ですね。

今回は初めての双子の主人公と言うことで、フリーな時は双子の好きな方を操作できて、
ステルスに向いた技能を取りやすい姉エヴィーと、
戦闘に強い弟ジェイコブと特徴分けされてるので、
自分の好みでキャラ選びやスキルメイクしていけるのは楽しかったですね。
そして姉弟のかけあい。いがみ合ってケンカしたりおちょくったり、
仲がいいからできるんだろうな、と一人っ子な自分からは
こういう何気ない会話が羨ましかった。

最初の内は、ただ歩いてるだけでそこらへんのギャングに
「ちょっと顔かせやー」やら「その場でジャンプしろやー」と言われんばかりに絡まれて
戦ってフルボッコになって薬が高くて買えなくて、そうこうしてたらまた絡まれて。
もうちょっと観光させてくれよぅって思うのだけれど、
ギャングのエライやつらを倒していって「今日からおれ達がボスだ!」と
敵達を自分の配下につけていくことで、
ドヤ顔で街を練り歩けるようになっていくのは気持ちが良かった。
警察も大体黙認してくれるようになるしw

ギャングを大きくしてテンプル騎士団に拮抗しよう!というジェイコブ。
一方で、過去のすごい力をもった遺産「エデンのかけら」を
テンプル騎士団より先に手に入れて有利になろうとするエヴィー。
同じ打倒テンプル騎士団を掲げているのに、
アプローチが違ってそれぞれのやり方でいざこざが起きてしまう、という状況に
「お互いの言いたい事がわかるから、お互い認め合おう。話はそれからだ!」と
画面の前ですごい仲裁した気がする。

ともあれ、悲願のテンプル騎士団打倒を果たし、最後のちょっとしたイベントで
アサシンロンドン支部長のグリーンさん(インド出身)に
花言葉とかけてエヴィーが結婚を申し込まれた時は思わず「YES」と言っちゃいますよ。
キュンキュンさせられましたよ、おれ男だけどな。

ロンドンが舞台でこの時代背景に近いゲームで自分がプレイしたゲームでは、
「アリスマッドネスリターンズ」や「The order 1886」というゲームがあるのだが、
ランペス病院の世界観は前者、
ホワイトチャペル周辺や波止場の雰囲気は後者を彷彿とさせられて、
ゲームを通してより多角的に当時のロンドンを体感できたんじゃないかと思う。

まず、豊かになっている街とはいっても、非常に貧富の差が激しい。
子供は奴隷のように働かされていて、ホームレスが集い、
工場の煙も酷く、汚れた街並みがある一方、
優雅に着飾った人たちが集う、綺麗な家々が立ち並ぶ地区。
ちょっとした公園で何気なく演奏会が始まったりしたのは素敵だなぁ、と感心した。

テムズ川を境に大きな壁があるんだなぁ、と勉強になった。

4の主人公エドワード・ケンウェイが晩年住んだお宅を訪問できたのもファン心をくすぐる。

当時のロンドンの良い所も悪い所も併せて表現したオープンワールドのゲームって
これが初めてなんじゃないかな?そもそも、実際の街を舞台にした箱庭ゲームが少ないかw

前作ユニティで導入された下方向のフリーランと、
今作初登場のロープランチャーで移動がとても快適に。
オフライン専用ゲームとなったことで、
ユニティの時にあったようなどうしようもないバグ等はなく、
ゲームプレイは非常に快適で、ストーリーとしても
4の寂しさを感じつつも前に向かっていかねば!というエンディングや
ユニティのお墓を前にして色々考えさせられるエンディングに比べて
大団円で終わったのですっきり気持ちがいい、清々しい気分になれた。

問題点を提起するのであれば、
ロードが長いのとエリアの途中でロードが挟まれて一瞬止まるのが気になったかな。
あと、基本は○ボタンで決定するけれど、一部×ボタンで決定しなければいけないところ。
ローカライズが甘い!
というか、日本も×ボタンで決定にするようにすべきだ!とずっと主張しているのだが、
それはその内コラムを書こう。

全体を通して非常に作り込みの完成度も高くて、
アサシンクリード満喫してるなぁ~と思えた。
小説家のディケンズや種の起源のダーウィン、
シャーロックホームズを書いたコナン・ドイル、
ランプの貴婦人ナイチンゲールetc
シリーズ恒例のその時代の有名人がたくさん出てきて、オカルトや殺人事件の調査やら、
サイドクエストも前作からより進化して洗練されていて飽きずに楽しめた。

ゲームとしてはとてもいい作品なんじゃなかろうか。
ユニティのようにとんでもない値崩れを起こしていないし。


ただし!ストーリーをやりながらどうしても大きな疑問が出てきてしまった。
主人公たちアサシン教団。こいつらってさ、善悪で言ったら「悪」じゃない?

確かに、不当な扱いを受けている労働者たちを解放したよ。
そして、悪事を働こうと暗躍するテンプル騎士団たちを倒したよ。

けれどね、各テンプル騎士団たちだって真っ黒クロの悪者ってわけじゃないんだよ。
医者の人を殺したせいで病気が広がって、偽物の薬が街に蔓延したわけじゃん。
馬車のバス会社の社長を殺したせいで流通が滞ってしまったわけじゃん。
銀行の長を殺したせいでポンドの価値が暴落して経済が破たんしかけたじゃん。

街のチンピラ集めてギャングを名乗って、悪い事考えながらもちゃんと働いてる人を
「信条」って言葉で理由なんて考えずに殺めて、その後の混乱は知らん顔してさ。
これこそが「悪」なんじゃないかね?

アサシンクリード1作目は十字軍の時代。
その当時の時代背景から倫理観から、
今の価値観の物差しで計り切れない部分があったと思うんだ。
だからこそ、暗殺するのにもためらいはなかったよ。

けれど、150年前で世界でもっとも進んでいて司法が確立されているロンドンって、
十分に今の価値観を共有できると思うんだ。
そして、今の価値観で考えたら主人公たちが為したことは善悪のどちらかだけでいえば
「悪」なんじゃないかと思うんだ。

だってロンドンをテンプル騎士団が牛耳っていた、って言っても
結果的に平和だったじゃないか。
細かないざこざはあるかもしれないけれども、それでも大局的な平和を維持していたのに、
主人公たちは混乱と混沌を招いたわけで、
この主人公たちをもろ手を挙げて称賛していいのかは疑問が残ってしまった。
実際にDLCでアサシンは切り裂きジャックと言うシリアルキラーを
生みだしてしまっているわけで、
テンプル騎士団=悪=打倒!という構図に疑問を持つアサシンの出現が待たれるところだ。

DLCのレビューはまた今度と言うことにして、
ストーリーはいつものアサシンクリードとして非常に楽しめたが、
アサシンという存在に葛藤が残ってしまった。
そんな作品でした。


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