3週間。
これは「ある物事が習慣化するのに必要な期間」である。
次のような経験はないだろうか?
面白いと思うYouTuberを見かけてチャンネル登録をした。数か月が経ち、登録した当初ほどのワクワクや楽しさは無い気もするが、通知が来るので見に行く。
(なんというか、見ないと気持ち悪い気がする…)
これは、あなたの中で「動画を見る」という行為が習慣化しているのだ。
Youtuberの毎日投稿だけでなく、生放送配信者の定期配信は視聴者の「習慣化」を狙っているのである。見ることを習慣化した視聴者は、そうそう離れることはない。なぜなら、それは彼らの生活の一部になっているからだ。
これを勉強にも活かせばいい。
「受験だ!1年間頑張ろう!」と思うから始める前から辛くなるのだ。
とりあえず3週間思いっきりやろう!!
この意気込みで取り組んでみてほしい。この方がやる気も出るのは言うまでもない。
また、3週間後、そのやる気は残っていないだろう。
もちろん悪い意味ではない。
「今日もいつも通りやるか」とやる気など無くてもできるようになっている。
「やる気が無くて勉強がはかどるのか?」と思うかもしれない。答えはイエスだ。
正確に言うと、はかどっていることに気付かない。なぜならその行為は習慣化され「生活の一部」になっているのだから。毎朝、顔を洗って歯を磨く事と何ら変わりはない。
さて。ここで、学校あるあるを一つ上げる。
定期テスト前。勉強量が多くて成績の良い人は、勉強しているアピールなどせず、普段はほとんど勉強しないバカに限ってアピールしがち
どうだろうか?共感者は、きっと多いはずだ。
二者の間で大きく違うのは「勉強という行為が特別なことであるかどうか」の認識である。
例えば、「勉強3時間」。
普段からコツコツ3時間勉強している人には日常。しかし、普段全く勉強しない人がテスト前夜にする「勉強3時間」はどうであろう。きっと、普段の生活から離れた一大イベントである。そりゃ自慢したくもなる。
もしかしたら、君の周りにも「定期テストガチ勢」と呼ばれる人はいるのではないか?
実は、私も、定期テストガチ勢の一人だった。テストの二週間前から本気で勉強し、それ以外の模試などはスルーしていた。
結果、現役で大学に落ちた。(これに関しては後日、別の記事で掲載する。)
身をもって分かった。
努力が習慣に勝てる事は無い
だって、彼らは頑張っていないのだから。感覚的には。
歯磨きするのと同じだ。勉強をしない方が気持ち悪くなる。そういう精神で絶えずペンを動かしている。
また、1時間やって1時間休憩を続けるとその習慣が、2時間やって30分休憩ならその習慣が、3時間やって10分間トイレやお茶を入れるのならその習慣がつく。ちなみに自分は浪人の時期、携帯を家に置いて塾に通うということを習慣化させた。(詳しくは以前載せた記事『「スマホ無しでは生きれない」??』で掲載している。↓)https://ch.nicovideo.jp/suigin__80/blomaga/ar1841035
どうせ習慣化させるなら、厳しめに設定するのが良い
ということだ。
この記事を読み終えた人は今すぐ取り掛かって欲しい。
「明日から頑張ろう」を30回言うと夏休みは終わる。
「今」から三週間だけ頑張るのだ。
勉強だけではない。ダイエットや料理、趣味などをしようか悩んでいるか悩んでいる方、3週間だけ頑張って欲しい。
歩き出さなければ何も始まらない。
どうしても違う、と思ったら進路変更すれば良いのだ。
自転車のペダルは漕ぎ出しが一番重い。が、漕ぐにつれだんだんと軽くなる。これが習慣化だと思って良いだろう。
休憩を多く挟むということは、それだけ漕ぎ出しの辛さも味わうことになる。
休憩があるからリスタートが辛い。土日があるから月曜が辛い。浪人生には土日も夏休みもクリスマスも正月も無い。しかし、全く苦では無かった。やったことのない人にとっては、苦に見えるだろうが、私は感じてなかった。
受験は、試験科目が決まっており、試験時間も、試験会場も決まっている。
もちろん、試験の日が決まっている。つまり、終わりの日が決まっている。
では、決まっていないのは何か。
受験の始まりの日だ。
受験にフライングスタートは無い
いかに早く、「やらされてる勉強」から抜け出して「自発的な勉強」を習慣化させるかの勝負である。
3週間だけペダルを回してみて欲しい。成功すると信じている。