- 「TIME AND TIDE WAIT FOR NO ONE・・・時と潮の干満は何人も待たず」
- 「時間の流れは主観的」
- 「福島に流れる時間」
- 「雪は天然のリフレクター」
留学時代、住んでいたロスアンジェルスのアパートは、
学生が借りられる安価なものだったけど、
「ファニッシュ」というアメリカスタイルの家具付。
居間には、ソファー三点セットと勉強机、
台所には、七面鳥が一羽丸ごと入るオーブンに、
自動食器洗い機とダイニングテーブルセット、
寝室には、大きなベッドが備え付けてあった。
台所の棚には、鍋、フライパン、皿、ナイフ、フォークが揃っていて、
ハワイの長期間滞在用のコンドミニアムのようなもの。
ただ、これは決して豪華なアパートではなく、
必要最低限の荷物で移動、生活出来るよう、
合理的なアメリカ人の発想から生まれたライフスタイル。
そのアパートに留学時代住み続け、
その間、テレビの無い生活を7年半続けていた。
テレビが無かったのは、アメリカの大学生に課せられた勉強量が、
半端でなく多く、とてもテレビを観る時間が無かったので、
必要ともしなかった。
そして、机の前の壁にいつも張っていた諺が、
「TIME AND TIDE WAIT FOR NO ONE」
(時と潮の干満は何人も待たず)
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