3分間エスパー 第三話「限定透視」
1 午後のカフェ
いつものカフェのいつもの席。
由利がひとりでお茶を飲んでいる。
そこに江戸川がやってくる。
江戸川「よう、由利くーん」
由利 「お断りします」
江戸川「まだなにも言ってないでしょ!?」
由利 「言わなくてもわかります」
江戸川「言わなくてもわかるって、由利くん、君はまさかエスパーか!?」
由利 「なんでそうなるんですか?」
江戸川「実は今日、君に紹介したい人がいるんだ」
由利 「別に紹介していただかなくて結構です」
江戸川「またまたそんなこと言っちゃって、ホントは気になってるくせに」
由利 「まったくもって気になってません」
江戸川「ウッソだあ」
由利 「天に誓って本当です」
江戸川「だって超能力だよ超能力、見たくないの超能力?」
由利 「だから、超能力なんてものはこの世に存在しませんから」
テーブルを叩く江戸川。
江戸川
ここから先は有料になります
チャンネルに入会して購読する
月額:¥550 (税込)
- チャンネルに入会すると、チャンネル内の全ての記事が購読できます。
- 入会者特典:月額会員のみが当月に発行された記事を先行して読めます。