近況報告コラム「東奔西走」第60回
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じゃない
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インタビューなどで、「あなたにとって2.5次元演劇とは?」という切り口で聞かれることがある。なるべく答えるようにはしているのだけど、その度に「俺はなにをさも当事者みたいな顔して言ってんだろう」と、自分の言葉から滲むさもしさにげんなりしていた。2.5次元演劇を我が物顔で語れるような立ち位置に、自分はいないと感じているからだ。2.5次元演劇もそうでない演劇も、どちらも同じ「演劇」という枠にある感覚でいる。
昔、今敏監督の『千年女優』というアニメを舞台化したことがあったのだけど、そのときももちろん「2.5次元」をやっているという意識はなかった。そもそも、その頃にはまだ「2.5次元」という言
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もともと演劇とか映画とか本、アニメなんかも大きなひとつの括りに感じていたのですが、私の中ではなんというか「末満健一」というジャンルになりつつあります。