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おくやま です。
( おくやま )
9月3日に北京で行われた、
いわゆる「抗日戦勝記念軍事パレード」に
韓国の朴槿恵大統領が出席したことは、
みなさんも各種報道などでご存知のことだと思います。
日本やアメリカの報道では、
これによって「韓国が本格的に中国の影響圏に飲み込まれた」
というものや、「古くからの伝統である柵封体制に復帰した」
という見方もチラホラ。
ところが韓国側の識者の解釈としては、
どうも事情が違うようなのです。
ではどういう解釈なのかというと、
まさに番組で紹介したような
「韓国は(中国と対等な立場で)北朝鮮を封じ込めた」
という語り口(ナラティブ)なのです。
ポジティブ・フィードバック(positive feedback)
という工学系の言葉があります。
これを難しくいえば
「出力の一部を帰還回路を通し入力に加算する制御系のこと」
なのですが、ようするに車のターボのように、
アウトプットの一部を再びインプットに入力するというもの。
これは情報処理のプロセスにも同じようなことがいえます。
自分が処理した情報のアウトプットの一部を、
新たな情報のインプットに加算して計算する、
ということです。
これをものすごく簡単にいえば、
「現実の情報を、自分にとって都合の良い解釈を加えて
またインプットさせることの繰り返し」となるわけです。
さて、今回紹介している韓国の識者の意見も、
私の見立てでは実はこのようなループに入り込んでしまっている典型
だと言えます。
なぜなら彼のような人物は、
韓国が北朝鮮と中国と共同で(つまり対等な立場で)
抑え込んだという事実だけにフォーカスし、
実際は中国のランドパワー圏内に自分たちも引き込まれつつある
という現実からは(意識的か無意識的かわかりませんが)
目をそらせているからです。
これはまさにポジティブ・フィードバックの
ループに入り込んでしまった状態でしょう。
そしてこのループの結末は、常に「勘違いによる自滅」なのです。
そして孫子は戦略としてこの相手の自滅を狙え、
ということも述べております。
もちろんこれに対して、この識者からは
「現実が見えていないのは日本やアメリカ側だ!」
という反論があるかもしれません。
しかし国際政治のパワーの現実の前では、
韓国が中国と対等な立場で北朝鮮の問題解決できた
というその前提自体がかなり怪しいわけです。
もちろん日本、いや世界中のすべての国にも、
このようなポジティブ・フィードバックの罠
に入り込んでしまう危険性があります。
韓国のこの知識人の考え方は、
我々にとっても教訓とすべきものなのかもしれません。
( おくやま )
http://www.realist.jp/strata.html
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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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困ったものです。
韓国人は本当の歴史を知らされていません。
以前、知り合いの在日の人に聞いたら、
「日本に来るまでキャンディキャンディは韓国の話だと思っていた」
ってことですから、歴史なんてどれだけ捏造しているか
わかったもんじゃありません。
なので、彼らの日本への怒りは本気なんですよね。
日本は基本韓国寄りの捏造された歴史観を
唱えるサヨクもいるくらいだし、
学校でも酷い歴史を学んでいたので、
日本の歴史を疑い斜めに見る癖があります。
それでも審議し続けて、やっぱりいい国だなと思うわけですが、
韓国には誇れる歴史がないから、作るしかない。
作ったものを国民に教える。
国民は疑わない。
この状態で戦前世代の本当の歴史を知る人間が
死んでいくんですから、日本との歴史観の乖離は
二度と縮まらないでしょうね。
今回の中国への朝貢ですら、
韓中接近だと報じているくらいですから。
( 和田 / https://twitter.com/media_otb )
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(担当:紫@管理人)
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