■The Case for Teaching Ignorance
15-8/24 NY Times
http://www.nytimes.com/2015/08/24/opinion/the-case-for-teaching-ignorance.html
By Jamie Holmes
15-8/24 NY Times
http://www.nytimes.com/2015/08/24/opinion/the-case-for-teaching-ignorance.html
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おくやま です。
( おくやま )
「無知の知」といえば、
古代ギリシャの三大哲人の一人であるソクラテスが、
当時の色々な学識者のところに論戦を挑んだあげく、
「俺のほうがお前よりも人間の知に限界があることを知っているから偉い」
と言ったために煙たがられ、
最後は処刑されてしまったエピソードから出てきたものです。
これがあったために知を求める「哲学」が本格的に始まった
とされているわけですが、なんと最近のアメリカで、
「自分の学問の知識には限界があるという事実を、あえて学生たちに晒そう!」
という動きが出てきて、それが一つの研究分野となったと
いうのはとても興味深いことです。
ブログ(http://geopoli.exblog.jp/24830183/)でも紹介した上記の記事は、
このような最近の「無知学」の発展について論じたものですが、
たしかに現在の日本における経済政策についての議論の分裂を見ていても、
経済学そのものがまだ未発達であることを実感せざるをえません。
実は私が専門としてきた地政学や戦略研究などでも、
このような状態はまったく一緒です。
むしろ、いや、だからこそ、クラウゼヴィッツや孫子、
そしてマッキンダーやマハンのような古典的な人物たちが、
その輝きを失っていないのかもしれません。
なぜなら彼らは、人間の営みについて、
あまりにも基本的なことを述べていたからです。
人類の知というのは拡大しております。
ただしその基本的なものは変わっていません。
つまり「変わるものと変わらないもの」を意識し、
その変わらない部分である基本のところを学ぼうとするのは
むしろ大事なのではないでしょうか?
今回の記事を読んで、
あらためて古典の重要性というものを感じました。
( おくやま )
http://www.realist.jp/strata.html
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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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知らないことがあるという前提を忘れたくないですね。
例えば歴史ですが、これも新事実がでてくる。
敗戦から時間が経つと、封印されてきた情報が次々でてくる。
今の知識を疑って生きることが大事だと思う。
献血に三ヶ月に一回行って数値を見ているんですが、
高コレステロール注意がでる。
これなんてアメリカではとっくに健康と関係ないと
結論でているのに、認識し直しができていない。
雑誌でも話題になっているのに・・・。
ちなみに、私は天邪鬼だったので、
教師の言うことを疑っていたので、成績は良くなかったですね。
おかげで、保守系雑誌がすんなり読めましたが・・。
それでもなんかしっくり来ないっていう論調もありますが、
まあ、この完璧はない、よりいい理論があれば、
それを選択するというスタイルでいいかなと思います。
( 和田 / https://twitter.com/media_otb )
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(担当:紫@管理人)
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