■Gun murder rate in Thailand on a par with United States
by AFP-JIJI
http://www.japantimes.co.jp/news/2015/08/11/asia-pacific/crime-legal-asia-pacific/gun-murder-rate-thailand-par-united-states/#.VdPXhujtmko
『 Japan Times』(2015/08/11)
by AFP-JIJI
http://www.japantimes.co.jp/news/2015/08/11/asia-pacific/crime-legal-asia-pacific/gun-murder-rate-thailand-par-united-states/#.VdPXhujtmko
『 Japan Times』(2015/08/11)
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おくやま です。
( おくやま )
タイの首都バンコクでテロ事件のようなものが連続して起こっておりますが、
今回紹介する記事は、実はタイはアメリカと同じくらい銃が出回っていて、
殺人も同じくらい起こっているという意外性のある記事。
もちろんわれわれ日本人のイメージからすると、
タイというのは仏教国でありリラックスした微笑みあふれる国でして、
一時期は日本人が老後をタイで
過ごすという話が流行したこともあったくらいです。
ところが人間と同じで、国家にも「裏の顔」というか、
表のイメージだけでは計り知れない
深い面があったりするわけですからけっこう面白いわけです。
考えてみれば、タイは去年から軍政ですし、
伝統的にクーデターを何度も起こしていますし、
東洋では日本と同じく西洋列強から植民地支配を逃れておりますし、
現在は孤立した国際的な状況を打開しようとして中国に大接近。
なんというか、災難に直面しながらも、
王政だけは守り続けてなんとか難局を乗り切っているその手腕はさすがです。
ところが、このタイ、そしてイギリスのように
外交の巧み(と見られがち)な国に共通していえるは、
中で権力を握って操作している人間たちはみな「必死」だということ。
「ああ、うまくやっているな」と外から見えても、
中ではmuddle through、つまり「必死になんとか切り抜けている」
なんてことは当たり前なのです。
もちろんタイも今回の難局は切り抜けられるかもしれません。
でも中では、やっぱり責任を持った人が、必死でやっているのです。
そしてこれは、個人でも家族でも、
そして国家でも変わらない事実なのです。
( おくやま )
http://www.realist.jp/strata.html
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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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タイは、列強同士のバッファー地帯だったので、
植民地支配を偶然逃れた。
それでも王室を残せたのは幸運です。
タイの国家としての「戦略の階層」の各所は、
銃社会になっていたり、殺人が多かったり、軍政だったり、
崩壊しつつありますが、
やはりタイ国民の国家に対する「世界観」に
王室の悠久があるのです。
ここは重要ですね。
軍政だろうと、民主的であろうと、
王室を掲げた体制は守るとという「世界観」は揺ぎないんだと思います。
安倍談話を聞いていると、
安倍さんは第一次安倍内閣のあの当時、
スタッフの弱さゆえに実現できなかった
「戦後レジームからの脱却」という<世界観>
を忘れていなかったようです。
我が国はどうあるべきか?
そして、自分の会社や人生はどうあるべきか?
果たして「戦略の階層」の段階の中で、
どの層が欠けているか?
これを常に見直し続けることは大事だな、とつくづく思います。
( 和田 / https://twitter.com/media_otb )
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(担当:紫@管理人)
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スタンダードジャーナル編集部
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