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ネットの海では死んでも死ねない|THE STANDARD JOURNAL

2015/07/25 11:13 投稿

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My Digital Cemetery
By ROB WALKER
『NY Times』(2015/07/17)
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おくやま です。

「浮気専用サイト」として名高いアシュレー・マディソン
(https://www.ashleymadison.com/app/public/index-jp2.p)
というサイトが、ハッカーグループにハッキングされ、
顧客名簿が大量流出したという話題は、
みなさんもすでにご存知かもしれません。

ですが、私が今回気になるのは、
この浮気サイトの話ではなくて、
デジタル化時代の「忘れられる権利」の話。

すでにみなさんも多少は経験があるかしれませんが、
たとえば今もっている携帯やパソコンのアカウントに、
すでに死んでしまった人の番号やメアドが残っている人もいるかもしれません。

もちろん死んだ彼らがコンタクトしてきたりすることはないのですが、
どうもあっさりと消しづらいのも人情。

冒頭に紹介している記事でも、現在のアップルの上層部の人間たちが、
最近亡くなったスティーブ・ジョブスの携帯番号を
なかなか消せないでいるというエピソードを紹介しております。

なぜ消せないのかについて、記事では
「それを消すと、その人が生きていた記録と記憶を
この世から抹殺してしまうようになるから」と結論づけておりますが、
問題は故人がデジタル界に残した足あとが、
何十年間も残る可能性があるという点です。

浮気サイトの例でいえば、、自分が死んだ後に、
子や孫が数十年後に自分の浮気サイトの登録情報を
発見しないとも限らないわけです。

われわれは現在、
「すべてが記録され、すべてが残され、
しかもハッキングされる可能性のある世界」
に生きているわけです。

このようなテクノロジーの進化というのは、
本当に人間の幸せにつながっているのでしょうか?

今回の記事は、潜在的に深い哲学的問題を秘めているのかもしれません。

( おくやま )

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http://www.realist.jp/strata.html

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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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これは放送でもいいましたが、
週刊ポストに

「犯罪者がずっとネット上に名前があり、更生できない。」
「コピペが出回るから検索を消すしかない。」
「だから、検索エンジンであるgoogleを訴える」

という記事がありました。

本当の犯罪ならまだしも、
ちょっとした事故や冤罪なんかもあれば怖いですね。
事故は病院の医療事故なんですが、
残ることによる損害はかなり大きいと思います。

個人的には、もっと昔からデジタル時代だったら、
自分の祖父やさらに上の世代の祖先がどうだったのか?

ブログなんかあれば読んでみたいですね。
かといってそういう私が子孫のためにブログなんて
書いてねーじゃんと思っていたら、
よく考えると動画の放言が山ほどあります。

こんなもの残していいのか?
非常に気になりますね。

( 和田 / https://twitter.com/media_otb )

--
(編集後記の編集後記)

ちなみに、管理人(紫)は、
自分のPCのHDDを完全消去するまでは、
絶対に死ねません・・・(汗www
「ぼくは死にましぇぇ~ん」:101回目のHDD消去(爆

※おくやまさんの生放送裏話等はこちらで・・・?
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
(担当:紫)
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http://www.realist.jp/strata.html

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