オバマ大統領自身の「黒人」問題?
■ If Rachel Dolezal is a crazy liar, what is Obama?
BY TED RALL
『The Japan Times 』(2015/06/25)
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おくやま です。
最近のことですが、黒人になりすまして
有色人種の地位向上を促進するための有名な人権団体(NAACP)
で働いていた白人女性が、黒人ではなかったという理由から
西部のワシントン州の第2の都市であるスポケーンという町の
支部長をやめさせられた事件については、番組でも何度か扱いました。
この人物はレイチェル・ドールザルという女性ですが、
この「黒人なりすましスキャンダル」について興味深いコメントをしていたのが、
テッド・ラールという漫画家/コラムニスト。
彼はこのスキャンダルを見ていて、
「これが問題なら、半分しか“黒人”ではない
オバマ大統領(白人女性と黒人男性のハーフ)は、
彼女と同じように”黒人”であることを強調しすぎているから
罪が重いのでは?」
とけっこうキワドいことを書いております。
この記事のポイントは2つあります。
1つは、アメリカでの「人種」という概念がかなり流動的で曖昧になってきたこと。
そしてもう1つは、日本にも将来こういう事案が問題になってくるかもしれない、
ということを教えてくれている点です。
先進国というのはそのほとんどが
人種問題で抱える闇が大きいわけですが、その先例という意味では、
日本でもこの話題に慣れておくことはきわめて重要です。
( おくやま )
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■-編集後記-(和田)-----------------------------------■
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アファーマティブアクションも最近問題になっています。
機会平等であるべきなのに、結果平等のための措置があるからです。
wikipedeiaには、
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アファーマティブ・アクション(英: affirmative action)とは、
弱者集団の不利な現状を、歴史的経緯や社会環境に鑑みた上で
是正するための改善措置のこと。この場合の是正措置とは、
民族や人種や出自による差別と貧困に悩む
被差別集団の進学や就職や職場における昇進においての
特別な採用枠の設置や試験点数の割り増しなどの直接の優遇措置を指す。
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とあります。
米国では、大学入学で黒人は加点され、
白人がチャラで、アジア系はマイナスなのです。
黒人とアジア系の差は280点!!
そうしないと勉強のできるアジア系が増えていくからだそうです。
そういった流れは大学入試だけでなく、他の多方面でも
弱者になりすますことが有利なのでしょうか?
それにしても大学入試で
「アジア系を白人より不利にして、弱者にしない」っていうのは
それは差別じゃないのかって思いますよね。
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