「経済相互依存で平和?それはないね」(ミアシャイマー教授)|THE STANDARD JOURNAL
おくやまです。
前回に引き続き、ミアシャイマー教授が「大国政治の悲劇」の中で、
展開している議論について紹介します。
日本では広く一般的に、
「中国との戦争を防ぐには、経済的に結びつきを深めて
“Win-Win“の状態をつくってしまえばよい」
という議論がよく聞かれますよね。
政治家や国際的なビジネスパーソンたちの行っている議論は
まさにこの典型でして、過去30年間に
このような信念を胸に秘めて中国への投資を活発に推進してきた人々は、
それこそ山のようにたくさんいるでしょう。
実は私もつい先日、ある日本の元官僚の偉い人が、
「私は個人的には中国人は大嫌いだが、国の付き合いは別だ。
日中間の余計な紛争を防ぐためには経済的な相互依存状態を高めて、
相手に“戦争を起こしたら損する”と思わせることが大切だ」
という主旨のことを口を酸っぱくして述べている場面に直面しました。
ところが、前回のメルマガでも簡単にご紹介した通り、
リアリストのミアシャイマー教授は、これを
「リベラル派の間違った理論だ」
として批判しております。
なぜなら経済的にwin-winの状態、
つまり「経済相互依存状態」を高めても、
国家というのは戦争するときはするのです。
では具体的にミアシャイマー教授は
このロジックをどのように説明しているのでしょうか?
『大国政治の悲劇』の改訂版(http://goo.gl/mq02Kz)
の最終章にある、以下の引用部分を読んでみてください。
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2015/01/09(金) 19:39 「戦争は儲かる」という発想で起こる戦争(ミアシャイマー教授)|THE STANDARD JOURNAL
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