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本日(5月29日)★20:30★~

おくやま博士香港突撃紀行・・・

英国レディング大学で
戦略学の世界的権威コリン・グレイ教授に
共に師事した学友でもあるおくやま博士が
「真説孫子」原著者:デレク・ユアン氏を
直撃インタビュー。
『真説孫子』で孫子研究に
世界的パラダイムシフトを引き起こした
デレク氏は何を語ったのか・・・

▼地政学・リアリズム・プロパガンダの視点から
(なんとなくw)世界が視えてくる番組
戦略学博士 奥山真司の「アメ通 LIVE!」
5月29日(火) 【20:30】 スタート

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ニコ生
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「アメ通」管理人、一部改、
TSJ管理人です。
※TSJ=「THE STANDARD JOURNAL~アメリカ通信~」の略です。

これまで、故片岡鉄哉先生、
そして、それを引き継ぐ形で、
奥山真司博士のテキストを中心に
配信を続けて来ました「アメ通」ですが、
今回、片岡先生以来の初心に戻り、
日本が採るべき真の戦略とはなにか?
を皆さんと真剣に考えるべく、
新たな執筆者を加えて
リニューアルすることになりました。

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日本国内メディアの報道は
多分に左翼的であり、無責任報道が多い。
「リアリズム」的視点から、
欧米の英字新聞・雑誌ニュースを読み解く。
日本は欧米ではどう報道されているのか?
政治、経済、カルチャー、ゴシップまで取り扱います。
戦略的思考で、欧米人の思考をさぐりたい。
---

このTSJのポリシーにピッタリのかたに
今回からTSJ執筆陣に加わって頂く事になりました。

読者の皆様にはお馴染みの
AJCN代表:山岡鉄秀(@jcn92977110)さんです。
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【Youtube動画】
▼山岡鉄秀(@jcn92977110)さんの肩書にある
 「AJCN」ってなんですか?
|TSJ|ON THE BOARD

 ▼AJCNについて▼
   Australia-Japan Community Network (AJCN)
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山岡鉄秀
AJCN Inc.代表・公益財団法人モラロジー研究所研究員
 1965年、東京都生まれ。中央大学卒業後、シドニー大学大学院、
ニューサウスウェールズ大学大学院修士課程修了。
 2014年、豪州ストラスフィールド市において、
中韓反日団体が仕掛ける慰安婦像設置計画に遭遇。
子供を持つ母親ら現地日系人を率いてAJCNを結成。
「コミュニティの平和と融和の大切さ」を説いて
非日系住民の支持を広げ、圧倒的劣勢を挽回。
 2015年8月、同市での「慰安婦像設置」阻止に成功した。
著書に、国連の欺瞞と朝日の英字新聞など英語宣伝戦の陥穽を追及した
『日本よ、もう謝るな!』(飛鳥新社)

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これまでにご紹介した通り、
山岡さんには生放送の番組などでも、
現場の"肌身感覚"に基づく「リアリズム」
というべき生々しい話題をたくさんお話頂きましたが、
今後は、それに加えて、テキストという形式でも、
随時、有意義な情報を発信して頂こうと考えております。

そして、もちろん、これまで通り
おくやま博士にも更に情報を発信して頂くことは
変わりません。

※OTB代表:和田から発信も検討中です。

今回、さっそく、山岡さんよりテキストを頂きましたので、
ぜひお読み下さい。

(TSJ"@紫"管理人)

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▼米朝会談とトランプ大統領の英語

全世界のアメ通読者の皆様こんにちは。山岡鉄秀です。

一旦キャンセルされた米朝会談が、
一転して予定通り6月12日に開催されそうです。

私は特に驚かず「やっぱりなー」と思いました。
あのトランプ大統領の手紙読んだら、十分予想できる結果です。

すでに日本語に訳されて拡散しているので、
多くの方が読まれたと思いますが、
日本語に訳すとどうしても丁寧になりすぎて、
オリジナルの雰囲気がいまひとつ伝わらないですね。

英語で一読して、「きっと自分で書いたんだな」と思いました。
外交文書というよりも、自営業の社長が書いた感じ。
不動産王なんだから当たり前ですね。

「気が変わったらいつでも連絡してねー」
とフレンドリーな装いですが、ひとことで表現すれば、
”blunt - 無遠慮で率直” という印象です。

あの手紙のメッセージは、
「俺は軍事行動起こすことに全然躊躇ないんだよね」
ということ。

「米国人捕虜を解放してくれてありがとう!」
(もう人質はいないぜ)
戦争になれば、韓国や日本に
甚大な被害が出るかもしれないけど、
もともと両国は米国にとっては前線基地だから、
被害が出るのは当たり前。
躊躇する理由にはならないんだよね。
だから、会談の中止は君らにも全世界にとって損失だった。
惜しいことしたね!

そんな圧力がひしひしと伝わってきます。
金正恩総書記がびびって慌てたのは素人目にも明らかでした。

昨夜、テレビを見ていたら、トランプ大統領が喋っていました。

「いい方向へ向かいそうだ。
 うまく行けばいいし、行かなかったらそれでも構わない」

“構わない”= Fine! 

さりげなく、駄目でもFine (ファーイン)と言っていました。

これも、「俺としては軍事行動になってしまっても構わない」
と言っているようなもので、何気ない言葉の端々に
トランプ大統領の覚悟 “determination”が伺えます。

それが伝わるから、北朝鮮も交渉に乗らざるをえないし、
「この男ならやりかねない」とびびったわけですね。
あんな北朝鮮の姿、初めて見ましたね。

金正恩総書記、慌てて文在寅大統領を呼び出して、
抱擁までしてました。よほど心細かったのでしょう。

でも、文在寅大統領はもはや頼りになりません。
彼の訪米は大失敗でした。

トランプ大統領との会談後の記者会見、
ご覧になりましたか?

文大統領を横に置いたまま、
トランプ大統領が独演会のようにしゃべりまくり、
挙句の果てには
「文大統領の発言は訳さなくていいよ。
 どうせ過去に聞いた話だから」

これ、すさまじい無礼です。
トランプ大統領、完全にキレてますね。
「この北朝鮮の下僕めが!」と侮辱しているのと同じです。
韓国の国民はわかっているのでしょうか。

一方、米朝会談の前に、
日米会談を行うことが発表されました。
これで、安倍首相が蚊帳の外ではなく、
キープレーヤーであることがはっきりしました。
ここは必死必殺で、核問題のみならず、
拉致問題の解決を実現して頂きたいと思います。

それにしても、トランプ大統領と安倍首相の相性が良くて
本当にラッキーでした。

日本が戦後最大の国難を迎え、大勝負に出ている今、
国会でモリカケなどで安倍首相の体力と気力を
消耗させている場合では本当にないのです。

そんなわけで、私はトランプ大統領の英語はとてもわかり易く、
フレンドリーながら"ドス"が利いていたと思います。

( 山岡 鉄秀 )

 ※ ※ ※
たびたびすいません・・・管理人です。

山岡さんのWEB限定最新テキストが、
『月刊Hanada』プラスに掲載されておりますので、
こちらもぜひご一読下さい。

▼慰安婦像問題 なぜ日本は負け続けるのか 

---(一部抜粋)---

人間関係重視の平和社会に住む日本人は、
本能的に「誠意ある謝罪」から入り、
まず信頼関係を構築してから議論しようとする。
その結果、国際的には理解不能な自己矛盾をきたしてしまう。

国際社会では、謝ったらそこで議論は終わるのだ。

始まるのではない。

(中略)

女性への深い同情を示すことは重要で大前提ではある。
しかし同時に、
「そもそも慰安婦制度とは何であったか、
なぜ法的責任を負うものではないのか、
にもかかわらず、なぜ謝罪して補償したのか」
という基本事項に関する立論を、
一次資料に基づいて淡々と行うことが肝要だ。

それは静かでドライな表現でよい。
適切な英語に訳すことが困難な
情緒的で曖昧な表現は有害無益でしかない。
立論は「言って気持ちがいいことを言う」のとは違う。
チャレンジでもない。
相手の考えとは無関係に、
自らの立ち位置を明確にすることにほかならない。
それは緻密かつ明快で、
誤解を生む余地を残さないものである必要がある。

立論のない反論は、ハンドルのない車のようなものだ。
目的地に辿り着けない。

だから反論よりも立論が大切なのだ。

この基本的なことをやらないから、韓国に行ったオバマ前大統領に
「何が起きたのか、正確で明快な説明が必要だ」
と言われてしまったのだ。

---(一部抜粋おわり)---

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▼「クーデター入門」は究極の「実践マニュアル」
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おくやま です。

多くの日本人にとって「クーデター」というのは
まったく縁遠い世界のできごとかもしれません。

ところがその「マニュアル本」がこの世に存在し、
しかもそこにわれわれ個人が
戦略的に生きるヒントがつまっているとしたら?

ハッキリ言って、日本ではクーデターは不可能です。
その理由は、著者のルトワック自身が書いているように、
日本は経済的にもまだなんとか好調な先進国であり、
国家の中の権力が分散しているからです。

ところがこのような日本人にとって
「想定外」のことをあえて考えることこそが、
いまイノベーションを必要としている
われわれに最も必要なことではないでしょうか?

クーデターは、国家のもつ既存の
組織的な枠組みを利用して、
その権力を一瞬で奪うものです。

著者ルトワックによれば、
それは「軍事作戦よりも軍事作戦的なもの」であり、
その戦略には、大きく見て
二つの要素が必要だとされます。
それが「スピード」と「反対勢力の無力化」です。

この「軍事作戦よりも軍事作戦的なもの」
「スピード」「無力化」というのは、
考えてみれば「究極の戦略」、
さらには「究極の実践法」ではないでしょうか?

今回私がこのCDをつくろうと思ったきっかけは、
まさにこの「クーデター入門」の中の、
究極の戦略論のエッセンスとして
凝縮されていた一文を見たからです。

たしかに「クーデタ―入門」は、
日本ではそのままでは何の役にも立たない書物でしょう。
ただしそのぶっ飛んだ思考から、
われわれは何かとてつもないことを
学べるのではないでしょうか?

「自分の思考の枠組みを外してみたい」
「戦略論の究極のエッセンスを知りたい」という方に、
ぜひ本CDを聞いて何かをつかんでいただきたいです。


( おくやま )

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