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【ストーリー解析】世界征服~謀略のズヴィズダー~ 第12話(最終話)「ズヴィズダーの光をあまねく世界に」

2014/04/02 22:16 投稿

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世界征服~謀略のズヴィズダー~第12話(最終話)「ズヴィズダーの光をあまねく世界に」のストーリー解析を行う。ズヴィズダーこれにて完結。→前回
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我らがズヴィズダーの光は、潰えた……!orz

■評価
★★ ウィーク


[ニコニコ本編]http://www.nicovideo.jp/watch/1396416312

■総評
第12話は、ズヴィズダーが再結集し、都知事を征服する話。しかし、終始しまらない内容で盛り上がりは皆無。わざとそういう風にしているようにも見える。ストーリーの強度を支える要素がほとんど描かれておらず、ストーリー強度は12話中最低クラス。どちらかというとギャグやビジュアルとして楽しんだ方が良いだろう。ストーリー展開という意味では少々残念な回である(後述)。

■基本情報
原作 hunting cap brothers
監督 岡村天斎
シリーズ構成 星空めてお(TYPE-MOON)、岡村天斎
脚本 星空めてお(TYPE-MOON)
アニメーション制作 A-1 Pictures
->Wikipedia

■登場人物
[主人公]
  地紋 明日汰(じもん あすた)/ドヴァー - 花江夏樹
[ズヴィズダー]
  星宮 ケイト(ほしみや けいと)/ヴィニエイラ様 - 久野美咲
  鹿羽 逸花(しかばね いつか)/プラーミャ様 - 伊瀬茉莉也
  鹿羽 吾郎(しかばね ごろう)/ピェーペル将軍 - 広田みのる
  ナターシャ/ウーム教授 - 花澤香菜
  ヤス/アジーン - 鳥海浩輔 (※ヤスの本名は雨角安兵衛)
  ロボ子 - 山崎エリイ
[ホワイトライト]
  駒鳥 蓮華(こまどり れんげ)/ホワイトロビン - M・A・O
  白鷺 美酒(しらさぎ みき)/ホワイトイーグレット - 寿美菜子
  隼房 香織(はやぶさ かおり)/ホワイトファルコン - 坂本真綾
[東京都軍]
  都知事/地紋 京志郎(じもん きょうしろう) - 黒田崇矢

■ドライバー分析
第12話のメインドライバーは1つ。

①ズヴィズダーが再結集し、都知事を征服する(E-G)

またサブドライバーとして、

②ケイトと逸花の回想(F-L=E-G)
③吾郎と香織がラブラブになる(F-L-L)
④新たなる敵の説明(P=E-G)

などがある。
第12話のメインストーリーは、ズヴィズダーが再結集し、都知事を征服する話(①)。しかし、再結集の経緯や、都知事との戦闘はお粗末で、何の魅力も感じられない。どうしてこうなってしまったのだろうか……。

まず、再結集の理由を振り返ってみよう。

ナターシャ:多分メガネで脱出できた。(クルクル付き)
吾郎:なぜか蘇った。(香織付き)
ロボ子:別のボディに着替えていたので助かった。
ヤス:切り札を失ったので、ズヴィズダーに寝返った。

こうして並べてみると、ほとんど意味が分からない。ご都合主義と言えなくもないが、特に問題なのはそれぞれが“単独で”戦線に復帰していることだ。もし、これがキャラクターのコンビネーションによって実現されていれば、ストーリーの強度はかなり違っていただろう。例えば、

ナターシャ:クルクルの働きによって脱出。
吾郎:香織に助けられる。
ロボ子:ナターシャによって、ロボ子の本体が発見されて復活。
ヤス:逃亡しようとしたところを吾郎に諭される。

といった展開である。本編の構成では、意外性(?)またはギャグを狙ったのかもしれないが、それはうまく機能していないようにみえる。

[突然蘇る吾郎。ちょっと意味が分からない]

また、ケイトが都知事の京志郎を倒す展開も同じようなことがいえる。こちらの問題は、ケイトが“単独で”京志郎を倒してしまうことだ。ロボ子はガラクーチカを奪取して役に立っているが、他のメンバーは何となく戦っているだけで、ストーリー上まったく役になっていない。また、明日汰についても、明日汰はガラクーチカをケイトに届けているが、渡したというよりは、ガラクーチカが勝手にやったことなので、そこには明日汰の意思が反映されていない。

[UDOを飲み込むガラクーチカ]

後半のストーリーの強度を確保するためには、明日汰がガラクーチカを手にした後、

・明日汰がケイトの世界征服を“肯定”する。
・ケイトが、京志郎に取り付いた“煙”を倒す。
・明日汰が、正気になった京志郎と話す。

といった要素が必要だっただろう。満たされているのは2つ目だけである。明日汰には、

・ケイトの「一緒に世界征服したい」という気持ちに応えること
・(正気になった)父京志郎に、自分の考えを伝えること

が全く足りていない。本編のケイトが“煙”を倒すのは、ストーリーの1つの要素でしかない。なぜ、明日汰とケイトの関係や、明日汰と京志郎の関係を放棄したのか謎である。もっと言えば、明日汰が父を越えるのは、「明日汰の征服の第一歩」であるべきだ。明日汰は、「誰もが征服者たりえる」というケイトの言葉を実現できたはずだろう。

[京志郎にウド饅頭を食わせるケイト]

そうすれば、エピローグのケイトとの会話はもっと違ったものになる。ケイトのやり方に突っ込むだけの明日汰では、初めの頃と変わらない。明日汰の協力に対し、ケイトが褒めたり、お礼を言っても良かったのではないだろうか。

[飲んどる場合かーーーーーッ!]

第12話にはズヴィズダーメンバーの人間関係に関するエピソードが決定的に足りていない。それが、最終回の強度が低い原因だ。ありきたりな話にしたくないという気持ちは分からなくもないが、ありきたりにしないなら、それ相応の強度を確保すべきだろう。テーマは揃っていただけに、最終回の出来は非常に残念である。

■補足

①香織は吾郎に惚れていた?
突然、香織の唇を奪った吾郎。香織が吾郎に惚れている素振りも、吾郎が香織に惚れている素振りもほとんどなかったので、かなり意外な展開である。そもそも、死に別れた妻の妹と結婚というのもすごい話だ。ちなみに、結婚を報告する写真には、ピエールも写っている。

[親父、軽すぎるぜ……]

■残された伏線
途中から回収されないような気配はしていたが、ズヴィズダーは色々な謎を残していった。それをまとめてみよう。

①都知事を狂わせていた煙とは?
京志郎が吸っていた葉巻には謎の“煙”の力が備わっていた。“煙”のエフェクトは、第4話(ナターシャ回)でウドの大木に現れた暗闇と同じだった。この煙は、UDOパワーの天敵のようだ。背後には、ウドと謎の勢力の争いがあるらしい。喫煙者が幻であるような描写もあり、煙の勢力の実態は謎に包まれている。

[あからさまに邪悪に染まっている京志郎]

②洞窟と古代ウド川文明の関係とは?
最終回ではちらっと、ナターシャの両親らしき人影が映っている。どうもナターシャの両親も“煙”の勢力に取り込まれた者らしい。ナターシャが連れ込まれた洞窟は煙の勢力の棲家で、両親はナターシャを煙の勢力に引き込むために洞窟に連れて行ったのかもしれない。ナターシャが古代ウド川文明遺跡に移動したこと、ウドの大木に煙が迫った事などを考えると、煙の棲家と古代ウド川文明遺跡は地下でつながっているようだ。2つは次元断層でつながっているのかもしれない。

[ナターシャの両親とみられる人影]

③西ウド川市とは?
謎。古代ウド川文明の跡地だろうか?市長は古代ウド川文明の関係者かもしれない。

④椿はなぜ死んだ?
謎。理由は説明されなかった。

⑤ズヴィズダー基地の地下に眠るものとは?
謎である。

⑥東京都軍はどこまで知っている?
都知事の言い方だと、煙側はズヴィズダー(旧ウド川文明勢力)をはっきり敵と認識しているようだ。だとすると、煙と古代ウド川文明とは古い因縁があるのかもしれない。

⑦逸花の右目の眼帯には意味が?
逸花が小さい時に、ケイトにしてもらったものらしい。元々はぬいぐるみにされているものだった。おまじないの一種だろう。

[小さい時の逸花とケイト。やはりケイトは成長が止っているようだ]

⑧ロボ子は何者?
古代ウド川文明のロストテクノロジーであろうということ以外は不明。

⑨ケイトがカーテンの向こうで見たものとは?
ケイトが巨大化したエピソードは謎のまま。秘宝も実在したかどうか分からない。

⑩ケイトが温泉からの帰り際に明日汰に言おうとしたことは何?
分からない。明日汰に惚れているという解釈が一番自然か。

⑪星宮ケイトは何者?/星宮ケイトに備わっている力の正体とは?
星宮ケイトの存在自体が謎のまま。古代ウド川文明の女王(?)であることは判明したが、世界征服を開始したことと、成長が止ったことの因果関係は分からない。また、ガラクーチカは明日汰でも使えたため、征服力はどんな人でも少なからずあるらしい。

⑪明日汰の家族は?
明日汰の母や妹の存在は謎のまま。重要そうに見えるが語られる事はなかった。京志郎と明日汰の会話が少なかったのも、このあたりを盛り込めないからだろうか?

■おまけ
最後のベストショットは、遂にかわいさが突き抜けたロボ子ちゃんです。

[いやいやいや、ロボ子がかわいすぎる!そのボディどこにあったwww]

[すーぱーヴィニエイラ様もなかなかゴージャスです。]

[そしてバイクに乗るヴィニエイラ様。これが京志郎を倒したシーンです(大嘘)]

[そして、新たな敵……。いったい何エイラ様なんだ……]

■ストーリー詳細

(西ウド川市役所)

E 京志郎が黒い煙を吐く。
G それを逸花が防ぐ。

P 京志郎はこの土地は「奴ら」に狙われているという。
P 美酒は都知事側に大義があるなら協力するという。

G ケイトが変身する。
E 美酒も変身する。

G 美酒と逸花が戦闘になる。

GE ケイトが京志郎に攻撃するがはじかれる。

G そこに明日汰が駆けつける。
E ケイトのエネルギーが切れる。

L ケイトは世界征服してやるという。
E 逸花の眼帯が外れて、逸花が泣き出してしまう。
E しかも、ケイトが寝てしまう。

E ケイトたちに銃口が向けられる。

G そこにナターシャが大量のクルクルを引きつれて現れる。

E しかし、それに対抗して怪獣対策用ロボ「東京でヤス」が出てくる。

(西ウド川市地下)

P 香織は吾郎の死体(?)を前に、椿は徒花(無駄死に)だったと言う。

G 突如、吾郎が目覚める。
P 吾郎は、香織に「椿の影を追うのをやめて、自分の幸せをつかめ」と言う。
EG「そんなものどこにもない」という香織に対して吾郎は口付けでその口を塞ぐ。

(西ウド川市役所)

E ケイトと逸花が東京でヤスにつかまる。
E 東京でヤスを操作しているヤスが、ガラクーチカを見せて、これで東京は俺のものだと言う。
G そこに、謎の金髪美少女がやってきて、ガラクーチカを奪う。

E 都軍がそれを止めようとする。
G そこにウドの自動販売機を担いだロビンが現れて、それを阻止する。

P 金髪美少女はロボ子だったようだ。
P ロボ子は明日汰にガラクーチカを託す。

E 京志郎が近づいてくる。
G 明日汰は京志郎に「邪魔をするな」という。

G それに反応し、ガラクーチカが明日汰の装着される。
GE 明日汰は京志郎を征服しようとするが、はじかれる。

G ロビンがウドの自動販売機を投げる。
G ガラクーチカがそれを食べる。

G 泣いている逸花の元に、吾郎と香織がやってくる。

(回想)

F 逸花は母親が死んで泣いてばかりいた。
L ケイトは逸花のぬいぐるみの眼帯を逸花にさせて、今日から泣く子も燃やすプラーミャだと名づける。

(回想終わり)

G 香織が逸花の眼帯を結び直す。

G 活性化したガラクーチカがケイトの元へ向かい、ケイトがそれを手にする。

G ケイトが豪華に変身する。
P ズヴィズダーが揃う。

E 京志郎が数本の葉巻から巨大な煙を作り、東京でヤスをパワーアップさせ乗り込む。

P そこに自衛隊が加勢にくる。

G ケイトと逸花がバイクに乗る。
E しかし、京志郎の攻撃で転倒する。
G たまたま設置されていた自販機の牛乳を飲んで復活する。

G ズヴィズダーの面々が総攻撃する。

L ロビンは、イーグレットに「あなたの守りたいものは何?」と聞く
L イーグレットはロビンに従う。

GL ケイトは京志郎を征服するという。

E 京志郎はそれを笑い、征服してどうすると聞く。
E ケイトは返答に困る。
E 京志郎に攻撃され、ケイトは吹き飛ばされ、棒をつかんで宙刷りになる。

G そこで、ケイトが逆上がりを決める。

G ケイトがガラクーチカを使い東京でヤスに特大のパンチを食らわせる。

P ヤスが寝返る。

GL 負けを認めた京志郎にウド饅頭を食わせ、京志郎を征服する。

(その後、ズヴィズダー基地)

P その後、西ウド川は征服され、ズヴィズダーには日常が戻った。
P ホワイトライトも継続しているらしい。
P 吾郎と香織は結婚したらしい。

L ケイトは明日汰に未来を語る。そして、銅像を作っているらしい。

(西ウド川銅像前)

E 突如、飛来物によって銅像が破壊される。
P ロボ子によれば、それはアメリカから飛んできたものらしい。
G そこに集まってきたズヴィズダーメンバー達は、それに対抗することを決める。

L しぶる明日汰にケイトは征服を実行する。

(おわり)

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